出版社内容情報
TPPが実現したら、医療はどんな影響を受けるのか? 医者とかかわらないで、本当に大丈夫なのか? など開業医の本音エッセイ。
【著者紹介】
医師、エッセイスト
内容説明
医療番組の嘘とホント、医療が大往生の邪魔をしているって本当?極論がもてはやされる医者のベストセラー、風邪で医者に行くな、サプリは効きますか?髪の毛の都市伝説…など、興味津々の50項。
目次
1 医者とメディアのビミョーな関係(医療番組の嘘とホント;新型インフルエンザで学べなかったこと ほか)
2 健康からハゲまで本当のこと言っちゃいます(ウォーキングが日本を救う;サプリは効きますか? ほか)
3 医者はいまでもオイシイ職業か(「命の値段」は高いのか安いのか;ジェネリックはなぜ処方されないのか ほか)
4 不思議な医者の世界をちょっとお見せします(医者の辞めどきを考える;スライド作りが研究だった ほか)
著者等紹介
米山公啓[ヨネヤマキミヒロ]
1952年、山梨県生まれ。作家、医師(医学博士)、神経内科医。聖マリアンナ医科大学医学部卒業。聖マリアンナ医科大学第2内科助教授を1998年2月に退職。本格的な著作活動を開始。現在も、東京都あきる野市にある米山医院で診療を続ける一方で、積極的に書籍を執筆。講演会、テレビ・ラジオ出演、テレビ番組企画・監修も行っている。日本老年学会評議員、日本脳卒中学会評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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鈴
16
私は喫煙しないのだけど、家族の喫煙に困らされている。臭いし、煙草は高いし。さらには、やっぱり周囲の人間も健康によくないのならば、やめさせなきゃならんぞ!と改めて思った。もしくは、寒くても室外喫煙だな、うん。2012/11/09
kiho
3
医者から見て疑問に思うこと、医療システムの問題など、患者側の自分たちが気付かない視点から提示してくれる…時に?と思う部分もありましたが、新鮮な発見が多々…☆ざっくばらんな語り口が気持ちいい!2013/02/17
ひめぴょん
2
医者の世界ならではのことを書いている中に、なかなか意味深い言葉が散らばっていたので、抜粋してみました。 ・幸福感は絶対的な価値の上にあるのではない ・(医療崩壊にからんで)当たり前になったことは、なくなってみて初めてその大事さに気づく。 ・(研究に関して)何事も早すぎても遅すぎてもダメなものだ。 ・評価することは仕事への意欲をなくしてしまうようなものだ。 2015/10/26
あおっき~
0
タイトルから、軽く「愚痴」の様な内容を想像したが、軽妙に読み進める軽いエッセイ集。ご自身の健康法や、医療業界の闇(特に製薬メーカーと病院の癒着とか、研修医制度)を暴く話などは興味深かった。「あの先生は某社の薬ばかり処方する」が黒いのは良くわかった。2015/08/11
みき
0
医者からの視点で面白かったです。さらさらと読めました。2013/05/08