中国、香港、台湾におけるリベラリズムの系譜

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中国、香港、台湾におけるリベラリズムの系譜

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  • サイズ 46判/ページ数 249p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784908672224
  • NDC分類 311.222
  • Cコード C1022

出版社内容情報

香港の「雨傘運動」、台湾の「ひまわり運動」、そして中国の民主化を求める動きの奥底にある思想水脈を明らかにし、歴史の中から現…現代中国を読み解く際、「民主か独裁か」という切り口のみで語られることが多い。しかし、実際の状況はもっと複雑であり、現代中国において「自由と権力」をめぐる議論は20世紀前半以来の長い歴史を持っていることを忘れてはならない。そして、何よりも中国・香港・台湾のトライアングル関係を無視しては、その思想状況を理解することは困難である。本書は、様々な現実の奥底に潜んでいる近現代中国の自由を求めるリベラリズム思想と運動の歴史を、多くの思想家とこれら地域のトライアングル関係の歴史を通して読み解き、中国への新しい見方を提示する。

はじめに――中国、香港、台湾のリベラリズムとは?

第1部 中国、香港、台湾のリベラリスト

第1章 批判の自由を求めて――儲安平

第2章 自由と統制の均衡を求めて――銭端升

第3章 憲政の制度化を求めて――張君?

第4章 憲法による人権の保障を求めて――張知本

第2部 中国、香港、台湾における連鎖

第5章 文化論としてのリベラリズム――殷海光

第6章 日中戦争下の容共リベラリズム――広西、雲南から香港へ

第7章 米ソ冷戦下の反共リベラリズム――香港と台湾

第8章 反右派闘争から文化大革命までのリベラリズム

おわりに――蘇る中国、香港、台湾のリベラリズム

中村 元哉[ナカムラ モトヤ]
著・文・その他

内容説明

現代中国を読み解く際、「民主か独裁か」という切り口のみで語られることが多い。しかし、実際の状況はもっと複雑であり、現代中国において「自由と権力」をめぐる議論は20世紀前半以来の長い歴史を持っていることを忘れてはならない。そして、何よりも中国・香港・台湾のトライアングル関係を無視しては、その思想状況を理解することは困難である。本書は、様々な現実の奥底に潜んでいる近現代中国の自由を求めるリベラリズム思想と運動の歴史を、多くの思想家とこれら地域のトライアングル関係の歴史を通して読み解き、中国への新しい見方を提示する。

目次

はじめに―中国、香港、台湾のリベラリズムとは?
第1部 中国、香港、台湾のリベラリスト(批判の自由を求めて―儲安平;自由と統制の均衡を求めて―銭端升;憲政の制度化を求めて―張君〓;憲法による人権の保障を求めて―張知本)
第2部 中国、香港、台湾における連鎖(文化論としてのリベラリズム―殷海光;日中戦争下の容共リベラリズム―広西、雲南から香港へ;米ソ冷戦下の反共リベラリズム―香港と台湾;反右派闘争から文化大革命までのリベラリズム)
おわりに―蘇る中国、香港、台湾のリベラリズム

著者等紹介

中村元哉[ナカムラモトヤ]
1973年、名古屋に生まれる。1997年、東京大学文学部卒業。2003年、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(博士(学術))。日本学術振興会特別研究員(PD)、南山大学外国語学部アジア学科准教授などを経て、津田塾大学学芸学部国際関係学科教授。専門は、中国近現代史、東アジア国際関係論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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BLACK無糖好き

18
辛亥革命を経て中華民国が共和国としてスタートした後、リベラリズムの本質的課題である自由と権力の問題に、近代中国がどのように向き合ってきたのか、この点を著者の専門でもある中国憲政史の視点からも検討し、中国のリベラリズムがどのように発展して、香港や台湾にどのように広まって連鎖したのかを辿り、現代に至る系譜を示す。香港と台湾は歴史的にも紆余曲折を経て政治的にも難しい立ち位置に置かれているだけに、そこでのリベラリズム思想の発展度合いも時代と共に揺れ動く。「民主か独裁か」、という単純な構図ではない事は分かった。2018/12/08

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