田中正造と足尾鉱毒問題―土から生まれたリベラル・デモクラシー

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  • サイズ 46判/ページ数 312p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784908672101
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C1021

出版社内容情報

足尾鉱毒問題を人権問題として捉え、「最弱」の人々の権利や生命を「最強」から守るために闘った田中正造の思想と生涯を描き出す。足尾銅山鉱毒問題の解決に尽力した田中正造。彼は、国家本位・国益至上主義であった近代日本において、国民のために政治を実践しようとした「希有の人」であった。本書は、田中が「希有な人」になる過程を足尾鉱毒問題との闘いに即して明らかにし、さらに田中にとっての人権・憲法・政治の意味について論じていく。人々の権利や生命を守るための闘いを通して「土から生まれたリベラル・デモクラット」となった田中に焦点を当て、政治とは本来、誰のためにあるのかを考える。

はじめに

第一章 原体験

第二章 自由民権運動時代

第三章 足尾鉱毒問題と田中正造

第四章 鉱毒問題の激化

第五章 川俣事件

第六章 第二次鉱毒調査委員会

第七章 谷中村廃村

第八章 晩 年

参考文献

三浦 顕一郎[ミウラ ケンイチロウ]
白鴎大学教授

内容説明

足尾銅山鉱毒問題の解決に尽力した田中正造。彼は、国家本位・国益至上主義であった近代日本において、国民のために政治を実践しようとした「希有の人」であった。本書は、田中が「希有な人」になる過程を足尾鉱毒問題との闘いに即して明らかにし、さらに田中にとっての人権・憲法・政治の意味について論じていく。人々の権利や生命を守るための闘いを通して「土から生まれたリベラル・デモクラット」となった田中に焦点を当て、政治とは本来、誰のためにあるのかを考える。

目次

第1章 原体験
第2章 自由民権運動時代
第3章 足尾鉱毒問題と田中正造
第4章 鉱毒問題の激化
第5章 川俣事件
第6章 第二次鉱毒調査委員会
第7章 谷中村廃村
第8章 晩年

著者等紹介

三浦顕一郎[ミウラケンイチロウ]
1967年北海道札幌市生まれ。北海道立札幌西高等学校出身。早稲田大学政治経済学部卒業後、同大学院政治学研究科後期博士課程単位取得満期退学。専門分野は日本政治史・政治思想史。現在、白鴎大学法学部教授。白鴎大学専任講師、自治医科大学兼任講師、早稲田大学兼任講師、London School of Economics and Political Sciences客員研究員などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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BLACK無糖好き

14
足尾鉱毒問題と田中正造の活動を通して、田中の思想形成過程を辿る。被害地と被害民を守る闘いは、弱者の権利と自治のための闘いでもあった。国家の発展と政治はいかにあるべきか、といった普遍的なテーマが根底にある。多数の幸福を獲得するために多少の犠牲をやむを得ないとするか許せないとするのか、当然に国家の発展の裏で切り捨てられる人がいてはならないだろう。しかし現代も誰かの犠牲の上に成り立っている繁栄は世界中で見受けられ、先進国で生活していれば少なからずその恩恵に与っている面もある。非常に悩ましい問題にブチ当たる。2017/10/12

belier

1
足尾鉱毒問題の経緯と田中正造の関わりが詳しい。田中の奮闘で他の銅山は環境に配慮するようになった。渡良瀬川周辺では、洪水と鉱毒の問題に蹴りをつけるため、政府は谷中村を遊水地にして沈めることにする。村民を犠牲にするわけだが、明治政府において「人民は国家の強大化のために存在する」。他の村の人たち、新聞なども彼らを見捨てるのに同調する。田中においては「国家は人民を幸福にするために存在する」。村人を守るため反対を貫くが最後は孤立した。一度は立ち退いた村人が戻って来ても責めず、話を聞いて涙する彼の人間性は素晴らしい。2022/01/05

友川サイコー

1
田中の亡国演説に対する政府の答弁書は「質問の趣旨、その要領を得ず、よって答弁せず」というもの。平成の今日まで繰り返されて来た官僚の不作為という悪意!明治時代から現在まで続く官僚支配体制を改めて実感した。2017/05/16

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