内容説明
47歳で脳卒中に倒れ、右半身の麻痺と高次脳機能障害を負ったJRAの元調教助手“みやじぃ”こと宮路満英。心優しき仲間や理学療法士のサポートを受け、リハビリの一環として乗馬やスキー、マラソンにも積極的に取り組む。やがて、“コマンダー”を務める妻とともに、本格的にパラ馬術競技の世界へ足を踏み入れ、「根気」と「やる気」で、リオ、東京と二つの大舞台に立つ。ユーモアを絶やさず、馬とともに生きる二人の、挑戦の日々を追う。
目次
序章 セカンドバースデー
第1章 発病
第2章 JRA調教助手時代
第3章 新しい命―リハビリの日々
第4章 パラ馬術の世界へ
第5章 リオの財産
第6章 東京2020パラリンピック
第7章 ヘアニングの涙
終章 新たな出会いの待つ未来へ
著者等紹介
和田章郎[ワダアキオ]
1961年福岡市生まれ、三重県で思春期を過ごす。早稲田大学社会科学部卒業後、競馬専門紙ケイバブックで編集者、取材記者として記事作成、コラム等を担当。定年退職を機にノンフィクション作家の道へ。コラム、エッセイも手がける。スポーツ全般を対象に、メイン、サブ双方のカルチャー系題材を幅広く扱う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やん
1
JRAの調教助手だった宮路さんは47歳の時に脳卒中で倒れ後遺症が残る体になった。いろいろあってパラリンピックの馬術競技に挑むことになる。一番印象に残ったのは奥さんの存在とこの夫婦の前向きな姿勢。自分が傷害を負うことになったとしたら、これほどの馬力で寄り添ってくれる人がいるだろうか。もともと2人とも体を動かしたり遠出をしたりすることが好きで、それがリハビリにもつながる。ご本人の人柄故だろう、助けてくれる人たちにも恵まれる。競馬も馬術も全く知らないけど馬に乗りたくなった。もし自分が倒れたらこうありたいものだ。2025/03/25
いろじろ
0
月並みな感想だけど、良い話。2024/11/07
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- 和書
- 報道写真 ’94