目次
1(渡辺正人―「ナベ正」は名解説者;蛯名武五郎―天神乗りの名手;高橋英夫―競馬界の紳士 ほか)
2(加賀武見―「闘将」のいた時代;増沢末夫―ハイセイコーから「鉄人」に;武邦彦―「名人」か「魔術師」か ほか)
3(田島良保―寡黙な「仕事人」;小島太―ピンクの勝負服が似合った男;安田富男―酒と喧嘩の「穴男」 ほか)
著者等紹介
江面弘也[エズラコウヤ]
ノンフィクションライター。1960年、福島県生まれ。東京理科大学卒業後、(株)中央競馬ピーアール・センター入社。『優駿』の編集に携わったのちフリーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tomomi Yazaki
14
昭和の名騎手。本書ではその生い立ちから、騎手になり活躍したときの状況をつぶさに綴っている。それによると曲者揃い。その証拠に、みな個性的な愛称があった。剛腕、いぶし銀、闘将などなと。その中に武豊のお父様もいて、魔術師と呼ばれていたとか。170cmと当時としてはかなり長身で、減量に苦労したそうです。息子の幸四郎も177cm。それでいて50kgを切るというボクサーに勝るとも劣らないひたむきな努力。でもそれを乗り越え騎乗し、その姿がファンの脳裏に焼き付いている。今活躍している騎手もいずれ、伝説となるのでしょう。2021/10/22
恵
2
図書館本。時間が無かったので、特に興味深い騎手を拾い読み(野平祐二/武邦彦/福永洋一/岡部幸雄/田原成貴)読みやすくて、簡潔にその騎手のイメージや経歴、エピソードを把握出来て良いです。戦争を乗り越えて競馬を繋ぐために活躍してくれた騎手もおり、また不運にも怪我で引退された騎手など、馬業界に携わる身としては命懸けで騎乗してくれる騎手の皆様には尊敬と感謝ばかり。ギャンブルの域を越えて、競馬の面白さや馬の美しさ、凄さを伝えてくれる騎手が増えてくれると嬉しいな。また借りて今度は全部目を通したいですね。2020/06/23
やまうち
0
⭐︎112022/03/05
Tak
0
昭和に活躍した名騎手をまとめた本になります。今より上手い騎手が多い印象。岡部や河内や田原に間に合ってよかったけど天才と言われた福永洋一を見たかった2020/05/20
Yanabod
0
昭和を彩った武豊の前の名騎手のストーリーをまとめた新刊。名馬を読むの騎手編だが、それぞれの騎手の話がコンパクトにまとまっており、とても読みやすい内容となっています。また本のサイズも文庫版になり持ち運びには便利です。2020/05/05