引揚小説三部作 - 「夢かたり」「行き帰り」「嘘のような日常』」

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  • サイズ A5判/ページ数 544p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784908624049
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「お母さん、いまわたしはどこにいるのでしょう? わたしが帰る場所はあるのでしょうか?」

日本の植民地だった朝鮮半島で「軍国少年」として育ち、敗戦のため生まれ故郷を追われ、その途上で祖母と父を亡くし、命がけで「38 度線」を超えて内地に引揚げてきた。しかし、敗戦から何年が経っても、心の奥底には「日本」という国家や「日本人」に対する違和感を抱え、自らを日本人でありながら「異邦人(エトランゼ)」のように感じていた――。そんな引揚者たちの「失われた故郷」での美しき想い出、ソ連侵攻による恐怖、国家に対する幻想と崩壊、そして、不条理に奪われた「アイデンティティ」を取り戻すための葛藤……。作者自身の引揚体験を描いた『夢かたり』『行き帰り』『噓のような日常』の三作品を完全版で所収! こんな時代だから知ってほしい――。敗戦後、植民地から引揚げてきた日本人たちの日本という国家や日本人に対する複雑な想いを。

目次
●夢かたり
  夢かたり
  鼻
  虹
  南山
  煙
  高崎行
  君と僕
  ナオナラ
  従姉
  二十万分の一
  片恋
  鞍馬天狗
   後記

●行き帰り
  習志野(『行き帰り』に改題)
  行き帰り
   後記

●嘘のような日常
  大阪土産
  三十三回目の夏
  法事前の数日
  花山里
  夜に帰る
   後記

●解説「帰る場所のない人類学者」山本貴光
●底本・初出一覧

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ロータス

2
まず『夢かたり』だが、漱石の『夢十夜』のオマージュとしては成功とは言い難い。前半は朝鮮人の話ばかりだからか掴みどころがなく特に面白みもない。本を読みすぎて失明しそうになった母親のエピソードが語られる「二十万分の一」からはなかなか面白かった。『行き帰り』は常時淡々とした風情。『嘘のような日常』が一番『夢十夜』的な幻想的な味わいがあり良かった。山本貴光氏の解説を読んで「そういう読解もあるのか」と感じたが、再読はしないだろうな。2021/02/15

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