アミダクジ式ゴトウメイセイ【座談篇】

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アミダクジ式ゴトウメイセイ【座談篇】

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  • サイズ A5判/ページ数 446p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784908624018
  • Cコード C0093

出版社内容情報

柄谷行人「将来、後藤明生を反復するやつが間違いなく出てくる」(【対談編】「文学の志」より)



「内向の世代」とはいったい何だったのか?

すべて「単行本未収録」の近代文学史の貴重な証言が満載!



【全て単行本初収録・戦後文学の貴重な証言満載の座談集】

後藤明生はじめ、阿部昭、黒井千次、坂上弘、古井由吉など、サラリーマンをしながら小説を執筆した「内向の世代」の作家たちが集結した「伝説」の連続座談会をはじめ、1970年代から1990年代に行われた、全て単行本初収録の座談集。また、実作者でありながら優れた理論家でもあった後藤が提唱した「小説を読まずに小説を書いた人はいない」という考えに基づく「千円札文学論」など独自の文学論を開陳。全ての文学ファン&研究者が必携の書。『対談篇』も同時刊行。

もくじ

?現代作家の条件|一九七〇年三月|×阿部昭×黒井千次×坂上弘×古井由吉

?現代作家の課題|一九七〇年九月|×阿部昭×黒井千次×坂上弘×古井由吉×秋山駿

?現代文学の可能性――志賀直哉をめぐって|一九七二年一月|×阿部昭×黒井千次×坂上弘×古井由吉

?小説の現在と未来|一九七二年九月|×阿部昭×小島信夫

?飢えの時代の生存感覚|一九七三年三月|×秋山駿×加賀乙彦

?創作と批評|一九七四年七月|×阿部昭×黒井千次×坂上弘×古井由吉

?外国文学と私の言葉――自前の思想と手製の言葉|一九七八年四月|×飯島耕一×中野孝次

?「方法」としてのゴーゴリ|一九八二年二月|×小島信夫×キム・レーホ

?小説の方法?現代文学の行方をめぐって|一九八九年八月|×小島信夫×田久保英夫

?日本文学の伝統性と国際性|一九九〇年五月|×大庭みな子×中村真一郎×鈴木貞美

?日本近代文学は文学のバブルだった|一九九六年一月|×蓮實重?×久間十義

?文学の責任――「内向の世代」の現在|一九九六年三月|×黒井千次×坂上弘×高井有一×田久保英夫×古井由吉×三浦雅士

?われらの世紀の〈文学〉は|一九九六年八月|×小島信夫×古井由吉×平岡篤頼

後藤 明生[ゴトウ メイセイ]
後藤明生|ごとう・めいせい(一九三二年四月四日 ― 一九九九年八月二日)

「内向の世代」の作家として知られる後藤明生(本名・正明=まさあき)は、一九三二年四月四日、朝鮮咸鏡南道永興郡(現在の北朝鮮)に生まれる。十三歳で敗戦を迎え、「三十八度線」を歩いて超えて、福岡県朝倉郡甘木町(現在の朝倉市)に引揚げるが、その間に父と祖母を失う。当時の体験は小説『夢かたり』などに詳しい。旧制福岡県立朝倉中学校に転入後(四八年に学制改革で朝倉高等学校に)、硬式野球に熱中するも、海外文学から戦後日本文学までを濫読し「文学」に目覚める。高校卒業後、東京外国語大学ロシア語科を受験するも不合格。浪人時代は『外套』『鼻』などを耽読し「ゴーゴリ病」に罹った。五三年、早稲田大学第二文学部ロシア文学科に入学。五五年、小説「赤と黒の記憶」が第四回・全国学生小説コンクール入選作として「文藝」十一月号に掲載。五七年、福岡の兄の家に居候しながら図書館で『ドフトエフスキー全集』などを読み漁る。五八年、学生時代の先輩の紹介で博報堂に入社。自信作だった「ドストエフスキーではありません。トリスウィスキーです」という…

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

渡邊利道

2
目玉は「内向の世代」座談会で、容赦のない批判合戦が凄く面白い。互いに相容れないものをそのままぶつけあっている感じがよい。80年代以降になるとそれが弛緩してしまうように思えるのは、後藤自身がえらくなってしまったということもあるのか、それとも時代のせいなのか。ただ小島信夫は一貫して冴えている、古井はやっぱりふてぶてしいなど個人としては納得感はあるのだけれど。あと中村真一郎の話がある意味酷くて凄く面白かった。ちょっと一人だけ違う感じ。90年代以後はやたら「売れる」ことが問題になっているのが少し考えさせられる。2017/08/08

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