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内容説明
「絵画のための絵画」最新形の画家、武田鉄平の初作品集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
67
視覚とは、絵とは、美とは何か?山形駅近くのビルの1室でひたすらアクリルに人物像を描きながら画家が考えていたこと。絵の具を乱暴に塗りたくったような色彩と形態が、一瞬にして人物の肖像と見たものに認識されるのはなぜなのだろう。しかもそれが実は凹凸もない計算し尽くされた細密画だと知ったときの驚き。母の死と3.11と過疎化の現実と深夜ホテルのフロントの仕事をしながら描き続けた彼の心情はどんなものだったのか。鮮やかな色彩と線のうねりにかすれた筆到の騙し絵に彼の精神の解放を見た。文喫の副店長さんの選本で購入した本。2020/01/01
TAKAMI
0
武田鉄平氏の作品集。確かこの本が出るタイミングで開催されていた個展での噂を聞いて、断片的に氏の作品を目にして撃たれたのを覚えてる。個展には行けなかったので本書を買ったけれど、これは。。直接目にしないとダメなやつだ。。と思いを再確認したのみでした。笑2020/01/30