感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
あじ
23
百人百様の収集フェチを、規制なく採集した愉快な書籍です。NO.50【青になる】の動機に共鳴の鐘を鳴らし、NO.81【食べた証は生きた証】では、味の記録として上手い(美味い)と思った。そしてなんといってもNO.97【寝癖】に意表を突かれた後に登場した、1944年生まれのおばぁちゃん。コレクションNO.98【蚊】……。どういう状態なのかは見てのお楽しみ。コレクター各人の解説エッセイも良き。2025/12/14
アカツキ
15
100人にコレクションしているものの写真を撮ってもらい、エッセイで語ってもらったという本。各人各様で面白かった。素敵だったのは着物コレクター。目がキラキラしてくるくらいで、着物を着たトルソーがまたセンスの塊なんだ。埴輪と土偶集め、赤ベコ集めは可愛いの一言。赤ベコは手のひらサイズかミニチュアを一つ欲しいと思っているけれど、あえて自分を押し留めている。私も昔は色々集めてたけれど、お気に入りのもの数点だけ残して手放しちゃったな。2025/12/13
kuukazoo
12
100人100様の収集を写真と短いエッセイで。わたしも過去いろんなどーでもいいものを集めては捨て、を繰り返してきたが、集めている間はそれが特別な何かなんだよなぁ。不思議。殺した蚊をテープで紙に貼って日付まで書いてるおばあちゃん作の「蚊の標本」を見て、そういや蝉の脱け殻集めたりしたなぁとか思い出す。エッセイにクラシックCDのコレクターが「ハマっていたボクシング漫画でベートーヴェンの『熱情』を弾くシーンがあり」って書いてて、それは『リンかけ』や!と即座に突っ込んだのが一番のヒットポイント。2025/11/30
遙
11
ワンルームワンダーランドが面白かったのでこちらも購入! 今作は小さなものから大きなものまで、浅く深くなコレクターさん達のエッセイと写真が載ってます。収集ってどこから?の括りを難しく考えず、これが好きだからで取り上げているのが親近感が湧いて良かったです。 ポストカードのようなあるあるや、アンソロコミック、各地の赤べこまで。私は緑色が大好きで、緑のものを積極的に買ってしまうところがあります。それもある種の収集ですね。 今作もみなさん文章が上手で、楽しく読めました。 次回作のテーマは何かな?楽しみです。2025/11/07
読み散らかしの虫
2
100人がかつて収集していたもの、最近集め始めたもの、絶賛収集中のコレクションが紹介されている。何が琴線に触れて集め始めるのか、本当に様々です。残りの人生を考えてあまりモノは増やさないようにしようと思ってるけど、数年前から書いている読書ノートが(人には見せられないけど)大切なコレクションかな2025/11/29




