内容説明
眞鍋呉夫生誕一〇〇年記念出版。生涯、師系を持たず、無結社を貫き、自らの生(エロス)と死(タナトス)を極限まで凝視しつづけた俳人・小説家、眞鍋呉夫。第一句集『花火』、第二句集『雪女』(藤村記念歴程賞、読売文学賞受賞)、第三句集『月魄』(蛇笏賞、日本一行詩大賞、鬣TATEGAMI俳句賞受賞)から句集未収録作品まで、その全句業をここに集成。跋文=高橋睦郎。
目次
雪女(序句;傀儡;桃の皮;桶の箍;現身)
月魄(露草;釘隱;白桃;〓鷺;湧水)
拾遺(『雪女』拾遺;『眞鍋呉夫句集』より;『月魄』以後)
花火(序詩 花火(矢山哲治)
花火のうた
噴水のうた
ランプのうた
うた
拾遺―少年句集
雪崩―『花火』以後
冬木のうた
防人のうた)
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