ペデルペスの足跡―日本近代詩史考

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  • サイズ 46判/ページ数 244p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784908568190
  • NDC分類 911.52
  • Cコード C0095

出版社内容情報

日本近代詩人たちが通った一様ではない進化の過程を詩の十作者が辿る詩史論。口語自由詩を切り開いた萩原朔太郎、西脇順三郎、宮澤賢治、中原中也、立原道造たち近代詩人が通った一様ではない進化の過程。太平洋戦争に直面した三好達治、草野心平、伊東静雄たちの生の痕跡。詩の実作者が辿る詩史論。

日本近代詩の問題―前書に代えて

ペデルペスの足跡

「浄罪詩篇」時代―萩原朔太郎
『氷島』の詩語―萩原朔太郎
遠いものの連結―西脇順三郎
文語定型詩への到達―宮澤賢治
歌の成立―中原中也
口語自由詩の完成―立原道造

反「師系」の文学としての詩

戦争と詩人

戦争と詩人
頸なか?し鳥臀おもし鳥―三好達治
死んた?ら死んた?て?生きてゆくのた?―草野心平
このかさのひらかす?は?―伊東静雄

近藤洋太[コンドウヨウタ]
著・文・その他

内容説明

日本近代詩のペデルペスたちの足跡を辿る。口語自由詩を切り開いた萩原朔太郎、西脇順三郎、宮澤賢治、中原中也、立原道造たち近代詩人が通った一様ではない進化の過程。太平洋戦争に直面した三好達治、草野心平、伊東静雄たちの生の痕跡。詩の実作者が辿る詩史論。

目次

ペデルペスの足跡(「浄罪詩篇」時代―萩原朔太郎;『氷島』の詩語―萩原朔太郎;遠いものの連結―西脇順三郎;文語定型詩への到達―宮澤賢治;歌の成立―中原中也;口語自由詩の完成―立原道造;反「師系」の文学としての詩)
戦争と詩人(戦争と詩人;頸ながし鳥 臀おもし鳥―三好達治;死んだら死んだで生きてゆくのだ―草野心平;このかさのひらかずば―伊東静雄)

著者等紹介

近藤洋太[コンドウヨウタ]
1949年福岡県久留米市生まれ。中央大学商学部経営学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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たんかともま

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文語から口語への詩の進化をペデルペスにヒントを得た視点でまとめた詩史論。口語から文語へ戻るものもいる、しかし、一度口語を経て戻った詩は以前の詩とは異なる。規範からの脱却。それと同じくらい日本近代詩の歴史に影響を与えた太平洋戦争との関係性。それらがいくつかの評論で語られる。所々、著者の回想や個人的な意見も挟まるため、客観的な日本近代詩の歴史というより、ある視点から眺めた日本近代詩の歴史という印象。引用が多く、その都度説明が挟まるため、詩の知識があまりなくとも読めるものの、興味は必要。また、総括が欲しかった。2019/02/18

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