内容説明
「楽しそう」にもわけがある。通信制高校は「多様な内容を自分のペースで学ぶ」方向へ。
目次
第1章 通信制高校を選んだわけを聴く 卒業生編(消防士になる目標ができたおかげで楽しい気持ちがよみがえりました;「やめていいよ」と本心から言えるまでには気持ちの葛藤がありました(卒業生母)
行事も多い高校生活でしたが私を支えてくれたのは先輩と過ごした普通の日々でした ほか)
第2章 通信制高校を選んだわけを聴く 在校生編(在校生PHOTO;イラストの勉強や友人と過ごす時間…中学時代できなかった楽しい学校生活;野球に一番集中できる場所 温かい部員と指導者に恵まれる日々 ほか)
第3章 通信制高校が選ばれるわけ 解説編(「学びの個別最適化」の方向へ;余裕のある時間でオンライン課外授業;登校回数を選べるメリット ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アクビちゃん@新潮部
46
【図書館】今は、中学卒業してからの進路の1つとして、通信高校の人気が上がっているそう。全日制に比べ費用が安く、またコロナ対策として安心ですもんね。コロナ前だったら、通信高校なんて!と、周りがうるさかっただろうな。紹介されている子たちが、中学には通えなかったのに、通信高校には通え卒業し、自分の進みたい道を歩み始め、キラキラと眩しかった✨ ただ、課題が大変と聞くので、中退した子の意見も掲載して欲しかったな。2021/11/29
ヒラP@ehon.gohon
19
教育現場を見るときに、不登校生の意外な多さに驚かされます。 いじめ、引きこもり、家庭事情、障碍、理由は様々にしても、どうして学校に行けなくなったのか、考えることがあります。 そんな時、不登校に際して、学校側の対応と親の対応とで、心の溝が深まるケースも少なからずあるようにも感じます。 学校に行けない子は、自分の将来を放棄してしまったように短絡視していたら、視界は明るくなりません。 この本に収録された、通信制高校の卒業生、在校生の言葉はとても重要です。 2022/01/18
ゆにす
7
通信制高校への進学を考えている親子の助けになる本だと思います。社会が通信制高校のような学びのカタチを受け入れくれるように変わるといいな。2021/12/06
kenitirokikuti
6
図書館にて。私立通信制高校の9割は2000年度以降に新設されたもの。通信制高校を選んだ人の数自体は横ばいだが、若者人口が減っているので、通信制率は年々高まっている。現在、私立高校生徒の1/8は私立通信制高校生徒である。2021/12/03
こまねこ
4
今まで思っていたモヤモヤが晴れた。普通高校に当たり前のように行き、されるがままに受け身で授業を受けて、やりたくない行事に、みんなに遅れたくないからって無理して笑顔作って楽しんでます!を醸し出して参加する。本音は、そうじゃないのに、が私の高校時代だった。でも、通信制高校は自分がこういう勉強がしたいな、事情があるからこういう道を選びたいな、と高校を決める時点で主体的に選択できる人もいる、と。後者の方がよっぽど「自分の人生」を歩んでいる。選ばされるのと選ぶのでは違う。選んだ理由を言語化できるのは強い。2021/11/25