内容説明
ヘンな問題を徹底的に調査・検証・解説・糾弾!「世界史用語の変化」「大学入学共通テストの導入騒動の記録」「試行調査」等のコラムも。
目次
2020年度(上智;早慶;国公立;私大その他)
2019年度(上智;早慶;国公立;私大その他)
2018年度(上智;早慶;国公立;市立その他)
2017年度私大その他
終章 最後にちょっと、まじめな話を
著者等紹介
稲田義智[イナダヨシトモ]
受験世界史研究家。東京大学文学部歴史文化学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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lily
8
数年に一度のお楽しみ本を楽しく読了。大学のブランドをものともせず、圧倒的知識量と裏取りの労力をもって悪問に物申す著者には毎度頭が下がる。著者の解説を見る前に私も問題を解かせてもらうが、この本を読み続けていると「あ、これはこのパターンの悪問か」というのが何となくわかってきた。。大学入試作問者はこのシリーズを通読するのを勧める。著者のブログも少し拝読したが、時間がいくらあっても足らない沼を見つけてしまったような感覚。。山登りが趣味とのこと。著者は唯一無二の存在なので健康に留意してこの先も著述業を続けてほしい。2022/03/07
ドウ
4
長いことブログは読んでいたが書籍をちゃんと読んでみようということで。毎年大量発生する世界史の入試問題の瑕疵を指摘できる知識と時間の量の途方もなさに良い意味の狂気を感じる。シリアとレバノンの独立年が違う理由が分からないとのことなので、これは私も調べてみたい。また著者の毒舌自体が私好み。明治大学情報コミュニケーション学部に対して「相変わらず受験生とコミュニケーションを取ろうという姿勢が感じられない」とか。2024/03/17
kuma.miya
0
受験生に見せてもらった。当地の図書館では受験参考書(の一種だろうね、コレ)は収蔵しない方針とのことで見たことがなく、また必要がないため書店でも近づかないコーナーだから初めて読んだのだが、奇書というか大変な熱量で作成された力作。掲載されているような問題がいかにして発生しているのかの解説や、それを防ぐ解決策の提言もあり興味深くナナメ読みした。しかし受験生は大変だ。
so-horse
0
このシリーズ読むたびにもっとちゃんと世界史やっとけばよかったと思う。2021/09/17
やまうち
0
⭐︎112021/08/29