目次
東京
冬
舞浜/100万
「感電~」からのこと
1分間
楓
今年
敵
じゃわん
恋ヶ窪
海
著者等紹介
伊舎堂仁[イシャドウヒトシ]
1988年沖縄生まれ。歌集『トントングラム』(書肆侃侃房、2014年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ケンイチミズバ
69
世代を超え誰にでも響くようなモノはあまり感じない。若者には同世代の感覚として共感はあるだろう。ドラマや映画や小説の引用に思えるモノもある。また、実体験から得たものがインスピレーションのもとになっていることから生活感もあるものの、文学性はあまり感じられない。余計なお世話だろうが、これで食べていけるのか心配になる。伊坂幸太郎などに影響され小説家も目指したらしい。これは流石だなと言えるような歌人としての才能は垣間見えないが、これからの人なのだろう。オアシスの双子は私もどちらがどちらかよくわからないというか。2023/10/05
qoop
8
量の過多はあれど、短歌と私小説風散文の二本立て。双方の時間軸が同期していて補い合う構成が個人的に新鮮で、読みながら緊張感を覚えた。事件性のある題材を取り上げた歌集に感じるのとは異なるが、歌それぞれに存する瞬間の重みや即時性を意識させられた。/「で、もうそのまま寝ないで成人式ったからね」って話つまんねー/ぼくたちを徴兵しても意味ないよ豆乳鍋とか食べてるからね/「あばよ元」「あばよクソ森」いいなー「拾え、ハゲタカ」あー嫌だなーー/ラジオネーム 家庭潰してまでがんばるような仕事じゃないと思うよ2022/03/13
ケー
6
この本は自分にはまだ少し難しかったかもしれない。 歌集であり、日記であり、エッセイでもある不思議な読み心地のする一冊。 歌も独特で深く読みこなせなかった。2022/12/27
歯背
4
ツイッターでああ好きだと思う人や文章を見かけたときの気持ちになった 労働と生活のアンバランス、ちょうどよく心地いいと感じる口の悪さ 風景との遠近感 適当さとその裏に感じる必死さや皮肉 (ツイッターをやりすぎてこういう文章が好きになったのか、こういうリズムが好きだからツイッターを続けているのかわからなくなった) 短歌もとてもよかったが、散文の切実さもまたすごく良いものだと感じた2022/04/10
アイカワ
3
最後は「楓」だから楓が終わったら終わったままにしておいていい /p78 天才て思うことあんまりないんだけど、千種創一さんと伊舎堂仁さんは、ちょっと感じるときがおおい2022/05/26