内容説明
非国民を洗い出す監視密告体制で、落書きやビラに託した反戦平和主義への想い。
目次
昭和12年(1937)
昭和13年(1938)
昭和14年(1939)
昭和15年(1940)
昭和16年(1941)
昭和17年(1942)
昭和18年(1943)
昭和19年(1944)
社会運動の状況
著者等紹介
〓井ホアン[タカイホアン]
1994年生まれ。小説家・作家・ライター。日本人とパラグアイ人の混血(ハーフ)。埼玉の某大学卒(専門はカリブ史)。2013年よりTwitter上で「戦前の不敬・反戦発言Bot」「神軍平等兵奥崎謙三Bot」などを運営中。小説家としてはJuan.B名義で電子書籍を刊行中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゐ こんかにぺ
1
「伸ばすな国力 殖やそう犯罪」 決戦かるたに五輪をなぞらえてしまった 2020/05/24
Sin'iti Yamaguti
0
庶民たちの言行録を特高資料から拾い集め時系列で配列し、それに対してところどころコメントが付される。このコメントがけっこう面白い。面白いといっては語弊があろうが、反戦発言でもさまざまな背景やレベルがあり、共産主義者・自由主義者・思想なき庶民の発言はそれぞれに異なる。収録された発言が膨大であるので、重なり合うところも多いのだが、収集の努力に敬意を評したい。次は「戦前不敬発言大全」を読まねば。2024/09/05