内容説明
遥か昔の地球。氷の奥深くでうごめいていた原初の生命たちが大爆発を起こしたとき、宇宙の子アーダとハンヌは出逢い、世界を創造する。しかし人間の誕生、進化と堕落、善と悪、愛と憎の発現により、地上は焔に包まれてゆく。再び地球へ向かったアーダとハンヌが、武器や思想、言葉でもなく、静かに捧げ続けた、たったひとつの揺るがぬものとは?人間と人間、世界と生命をつなぐものとは何か……?「スピッツ」のCDジャケットなど、数多くのビジュアルを手掛ける今注目の人気イラストレーター福田利之が、繊細なタッチと鮮やかな色彩で描く眩い絵と、目黒実の綴る、心深くに静かにかたりかける神話的物語、二人のコラボレーションは必見!子どもだけでなく、大人にもぜひよんでいただきたい美しい絵本。
著者等紹介
目黒実[メグロミノル]
東京生まれ。九州大学特任教授、京都造形芸術大学教授を歴任。日本初のチルドレンズミュージアムを1994年福島県伊達市でプロデュース。その後、兵庫県篠山市で廃校になった中学校を、沖縄市では『こどもの国・動物園』をチルドレンズミュージアム、チルドレンズセンターとして再生。九州大学ユーザーサイエンス機構、同大学院ユーザー感性学専攻では、子ども論、物語論の授業を担当するとともに子どもプロジェクトを主宰。「インゴ・ギュンター地球108の顔展」、「絵本カーニバル」、「子どもとともにデザイン展」を各地でプロデュースし、グッドデザイン賞、知的資源イニシアティブの優秀賞を受賞
福田利之[フクダトシユキ]
1967年大阪生まれ、大阪芸術大学卒業。イラストレーター。CD、装画、絵本、雑貨制等、様々なビジュアル表現を手がける。テキスタイルブランド「十布」のデザインを担当している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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Yuko