目次
第1章 誕生 何かいいことないかな
第2章 ヒット曲 酒と泪と男と女
第3章 旅の日々 時代おくれ
第4章 家族 生きてりゃいいさ
第5章 別れ 旧友再会
第6章 再生 月の花まつり
最終章 永遠 百年たったら
著者等紹介
花房観音[ハナブサカンノン]
1971(昭和46)年、兵庫県豊岡生れ。京都女子大学文学部中退後、映画会社や旅行会社などの勤務を経て、2010年に「花祀り」団鬼六賞大賞を受賞しデビュー。男女のありようを描く筆力の高さには女性ファンも多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あられ
9
「酒と泪と男と女」が河島英五だと知っていたが。。。聞いたことがある歌が何曲も出ていて、聞きたいと思った。あのねのね、鶴瓶、南光らとの関わりを知り、興味深い。やんちゃなイメージだったけど、家族思いの一面がわかったこともよかった。2001年4月16日、享年48。そんなに若くして亡くなっていたなんて。。。悲しい。。。だが、歌は聞ける、これからも聞ける。歌を残してくれて、ありがとう、少しずつでも聞いていきたい。2025/05/03
Mitsuhito Shiraha
1
生きてりゃいいさ、と万人を励ます歌をつくった本人は短命であった。生きたかったのは自明で、最期までライブを全うしようと身悶えるようにこの世に声と残像を遺そうとした日々が綴られている。 日記のような歌詞は偽りがなく、嘘をつかずに生きる事の難しさに喘ぐ万人の心を揺さぶる。鉛筆書きで綴られる歌詞の画像がそれを物語っていて、思わず指でなぞりながら読んでしまった。2025/04/27