内容説明
仏教が日本へ伝来後、排仏派と崇仏派が対立。激しい論争が繰り返される中、疫病が流行し、天皇までも死に至りました。この混沌とした状況の中で初の女帝・第33代推古天皇が即位すると、摂政に任命された聖徳太子は優れた手腕を発揮します。新しい時代を築いた、若き英雄の活躍に注目!
目次
第1章 仏教公伝。任那の官家滅亡(第二十九代 欽明天皇=ヒロニワ物語)
第2章 仏教をめぐる物部氏と蘇我氏の対立(第三十代 敏達天皇=フトタマシキ物語;第三十一代 用明天皇=タチバナノトヨヒ物語;第三十二代 崇峻天皇=ハツセベ物語)
第3章 推古天皇の即位。聖徳太子、摂政になる。(第三十三代 推古天皇=カシキヤヒメ物語)
著者等紹介
村田右富実[ムラタミギフミ]
北海道小樽市出身。北海道大学大学院修了。現在、関西大学教授。上代日本文学専攻、博士(文学)。主著『柿本人麻呂と和歌史』(和泉書院)(上代文学会賞受賞)など
村上ナッツ[ムラカミナッツ]
脚本・作詞家。愛媛県出身。早稲田大学第一文学部演劇科卒、シェイクスピアシアター出身
つだゆみ[ツダユミ]
マンガ家。愛媛県出身。広島大学文学部卒。’90年4コママンガデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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くらーく
4
29代欽明天皇から33代推古天皇まで。何だかやっと少し知っている時代になってきた。遣隋使とか聖徳太子の飛鳥時代とかが出てきたからだろうね。この辺に来ると、神話から史実になって落ち着いてきた感じかな。人の名前が短くなって覚えやすくなったのもあるかも。漢字だし。 それにしても、この当時以前からだけど、日本のトップ(天皇)は、民のため、という内容が多いな。まあ、残すものなので、悪い事は省いているのだろうけど。内部紛争はあるものの、これまでの時代で余り暴君がいないのは、驚くなあ。気候等の影響かねえ。。。2021/12/18
shigeki kishimura
2
日本書紀は朝鮮半島との交流についての記述が多いんですね。2022/03/23
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