出版社内容情報
万葉の歌をいつも持ち歩く事のできる、文庫サイズの写真帖。余分な情報を一切省いた歌と写真のシンプルな構成だからこそ、歌の素直な部分をそのまま受け取る事ができます。いつもバッグに忍ばせて、こころが万葉集に向いたとき、ページを開いて歌と写真とが放つ心のざわめきを感じて欲しい、そんな本です。
・はじめに
・万葉歌40首と現代風景40選
・解説
・地図
村田 右富実[ムラタ ミギフミ]
牧野 貞之[マキノ サダユキ]
目次
万葉歌40首と現代風景40選
解説
地図
著者等紹介
村田右富実[ムラタミギフミ]
1962年、北海道生まれ。大阪府立大学教授。上代日本文学専攻。博士(文学)。上代文学、とりわけ『万葉集』を中心として、和歌の成立などを研究テーマとする
牧野貞之[マキノサダユキ]
1935年、新潟県生まれ。写真家。奈良大和路を撮り続けた写真家・入江泰吉に師事する。1970年からフリーランスとして活躍。ライフワークとして全国各地の万葉故地を撮り続ける。日本写真家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫羊
20
ブックフェアで購入した。小さい本だが、取り上げられている万葉歌はどれも素晴らしい。写真も綺麗で装丁も凝っている。2023/04/29
未樹
12
ミニサイズで、写真がたくさん掲載されている万葉集。掲載されている歌は数は少ないけど、本当にいい歌ばかり。歌に出てくる地名がわからないと情景の理解がしにくい部分があるので、そこを写真で補ってくれていてとてもいいです。はじめに、に書いてあったけど、ミニサイズで軽く持ち運びできる重さなので、旅行先や待ち時間が長い場所に持っていく本としてもぴったりですね。すごくお気に入りの本になりました。2025/03/18
とある下関
3
和歌に合わせた景色が載っているのがなんとも言えず良い。やっぱり当時とは感覚も時代背景も違う部分があるから、視覚的に情景を見られるという仕掛けは重要だと思う。何が良いって、この本と出会ったのが、この本を出版した出版社の方と話しながら本を買える古本市ということ。この万葉集の和歌について監修した方は、道を歩きながら和歌の話ができる方とのこと!その方とぜひ舞台となった地を歩きたい。表紙もこの表紙ではなく、紺色と金色の柄(?)が可愛いもの。職場の机に飾ってます。2024/04/16
kaz
1
目次の「万葉歌40首と現代風景40選」がメイン。万葉集にちなむ風景写真が美しい。ポケット版なので図版が小さいのが残念だが、やむを得ない。万葉の歌もなんとなく良いのはわかるが、最後の解説を読まないと、やはり意味がよくわからない。 2019/10/04
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- 和書
- 要塞史 光人社NF文庫