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出版社内容情報
伝統行事・野馬追で知られる福島県相馬地方を襲った地震、津波、原発事故。馬も人も被災した中で野馬追復活にかけた少年と家族の物語。
内容説明
ふるさと南相馬が、東日本大震災で一変。あたりまえと思っていた日常と、地域をひとつに結ぶ伝統行事の大切さに気づいた少年が、大きく成長していく感動実話。小学校高学年・中学生向け。
目次
第1章 いったい、何が起こったのか
第2章 見えない恐ろしさ
第3章 はじめての場所で野馬追行列
第4章 もうひとりの母は、馬の先生
第5章 今、生きている命
第6章 駿斗、立ち上がる
著者等紹介
井上こみち[イノウエコミチ]
埼玉県に生まれる。日本児童文芸家協会会員。人と動物のふれあいをテーマにしたノンフィクションを数多く手がけている。『海をわたった盲導犬ロディ』(理論社)で第1回日本動物児童文学賞優秀賞、『カンボジアに心の井戸を』(学習研究社)で第28回日本児童文芸家協会賞、『往診は馬にのって』(佼成出版社)で第6回福田清人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
43
昨年念願の相馬野馬追を見に行けました。ツアーだったので指定の席では馬の迫力を肌で感じる事が出来ずに悔しい思いをしました。様子が判ったので、今年こそはと楽しみにしていたのに行く事が出来ませんでした。そんな時に手にした本。奇しくもつい最近読んだ災害救助犬レイラの飼い主村田忍さんも出てきて懐かしかったです。相馬には野馬追の為の馬がたくさんいるのに、馬の獣医さんは一人だけで忍さんが手伝っているのです。311の震災後、野馬追の祭場である雲雀が原祭場も除染されました。被災者だけではなく動物たちもが幸せにと願います。2016/11/13
退院した雨巫女。
10
《私-図書館》野馬追の祭りは、知らなかった。三代続けてるこの祭りは、続けて欲しい。2015/03/12
らいしょらいしょ
1
これは是非一度見に行きたいイベント。いや神事でもあるのね。少年が、野馬追に本当に向き合うまでが書かれている。野馬追自体よりも、被災した現実が多い気もするが、馬たちの被災について、ここまで書かれてあるとは。馬好きにはつらい… 放って置かれた馬たち、流された馬たち。「生きてるんだから、助けるのは当たり前」とオトコマエな獣医さんが素晴らしい。でもどうぞご自分もいたわってください。この野馬追が、これからもずっと続きますように。2017/07/04
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