東アジアのヤスクニズム―洪成潭“靖国の迷妄”

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東アジアのヤスクニズム―洪成潭“靖国の迷妄”

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  • サイズ A5判/ページ数 215p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784908407048
  • NDC分類 723.21
  • Cコード C0071

出版社内容情報

国家暴力にアートで抗う! 画家・洪成潭(ホンソンダム)の挑戦

靖国神社は、侵略の美化/戦争への動員を正当化する装置であった。しかし、それはいまなお、日本を、東アジアを、闊歩している。私たちは、ヤスクニズムとどう対峙するか?



〈ヤスクニズム〉とは?

ダグラス・ラミス(沖縄キリスト教学院大学教員)が日本の保守派の軍国時代のロマンを「靖国+イズム=ヤスクニズム」として、ドイツの「ナチズム」と比して皮肉った造語。つまり、私たちの日常に潜む「国家主義、国家暴力」と言いかえることができます。

 洪成潭●記憶──ヤスクニズム 訳・岡本有佳



第1章 〈靖国の迷妄〉作品を読む

 古川美佳●靖国の闇のただなかで──洪成潭 連作〈靖国の迷妄〉美学的解釈の糸口へ

 洪成潭●私はふたたび、ヤスクニの闇の中を歩く 訳・古川美佳

 展覧会・活動年表、作品リスト、参考文献

 武居利史●洪成潭の造形世界が語りかけるもの

 池田忍●日本美術、ジェンダーの観点からみる

 市原研太郎●社会的、政治的表現と検閲の批判──洪成潭と“Banned Images”展

 毛利嘉孝●見えないヤスクニズムを可視化するために

 井口大介●靖国神社・美化する政治性と美術表現について

 原爆の図 丸木美術館 洪成潭連作〈靖国の迷妄〉巡回展

 岡村幸宣●ヤスクニズムを超えて、未来の道を照らし出す

 大浦信行●地霊と共振する〈靖国の迷妄〉

 金城実●靖国を彫る遠近法──なぜ沖縄で靖国裁判を起こしたのか

 口絵 連作〈靖国の迷妄〉

 洪成潭●靖国と松井秀男伍長─19 訳・古川美佳、李英哲



ドキュメント

 東アジアのYASUKUNISM展ドキュメント 岡本有佳

 田中恵美・岡本有佳●革命版画学校 with A3BC: 反戦・反核・版画コレクティブ

 粟津ケン・壷井明・古川美佳●音楽と美術のコラボ〈忘却の陰で──哀しみの東アジア、そしてフクシマ〉

 古川美佳●李愛珠の舞台──戦争の掃き清め巫舞

 小森明子●日本の表現者は何をするのか

 李英哲●朗読「ヤスクニの詩(靖国と松井伍長)」を演出して 趙?基 尹成銖

 李泳采●時代精神としての東アジアのYASUKUNISM展

 金英丸●平和の灯を! ヤスクニの闇へキャンドル行動



第2章 ヤスクニの何が問題か

 内海愛子+永田浩三●分断される死

 辻子実●恐ろしさのただ中で

 南相九●韓国人にとって靖国神社とは何か

 田中優子●靖国は神社なのか?

 中西新太郎+鵜飼哲●ヤスクニと現代日本

 須藤遙子●自衛隊協力映画にみる「フツー」性

 小倉利丸●表現の政治力を復権させる可能性として

 土井敏邦+洪成潭●〈記憶〉をめぐる対話

 崔善愛●洪成潭への道

 ダグラス・ラミス+洪成潭●戦争できる日本/増殖するヤスクニズム



終章 徐勝●洪成潭と東アジアへ──国家暴力への美術的抵抗

東アジアのYASUKUNISM展実行委員会[ヒガシアジアノヤスクニズムテンジッコウイインカイ]

古川 美佳[フルカワ ミカ]
朝鮮美術文化研究。特に韓国の民衆美術運動、韓国現代美術。女子美術大学非常勤講師。東アジアのYASUKUNISM展共同代表。共著『韓流ハンドブック』(新書館)、共著『光州「五月連作版画?―?夜明け」ひとがひとをよぶ』(夜光社)、共著『アート・検閲、そして天皇』(社会評論社)など。

岡本 有佳[オカモト ユカ]
編集者。風工房主宰。東アジアのYASUKUNISM展共同代表。表現の不自由展共同代表。映画『60万回のトライ』共同プロデューサー。編著『〈平和の少女像〉はなぜ座り続けるのか』(世織書房)、共著『Q&A 朝鮮人「慰安婦」と植民地支配責任』(日本軍「慰安婦」webサイト制作委員会編、御茶の水書房)など。

内容説明

国家暴力にアートで抗う!画家・洪成潭の挑戦。靖国神社は、侵略の美化/戦争への動員を正当化する装置であった。しかし、それはいまなお、日本を、東アジアを、闊歩している。私たちは、ヤスクニズムとどう対峙するか?多彩な論者が靖国問題に切り込む!

目次

第1章 “靖国の迷妄”作品を読む(靖国の闇のただなかで―洪成潭連作“靖国の迷妄”美学的解釈の糸口へ;私はふたたび、ヤスクニの闇の中を歩く ほか)
口絵 連作“靖国の迷妄”(靖国と松井秀男伍長)
ドキュメント(東アジアのYASUKUNISM展ドキュメント 2015.7.25‐8.30;革命版画学校展 with A3BC:反戦・反核・版画コレクティブ ほか)
第2章 ヤスクニの何が問題か(分断される死;ヤスクニと現代日本 ほか)
終章 洪成潭と東アジアへ―国家暴力への美術的抵抗

著者等紹介

古川美佳[フルカワミカ]
朝鮮美術文化研究。特に韓国の民衆美術運動、韓国現代美術。女子美術大学非常勤講師。東アジアのYASUKUNISM展共同代表

岡本有佳[オカモトユカ]
編集者。風工房主宰。東アジアのYASUKUNISM展共同代表。表現の不自由展共同代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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