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内容説明
7月10日から東京・立川のPLAY!MUSEUMで「誕生65周年ミッフィー展」が開かれるのにあわせ、展覧会をより楽しむポケットサイズの本を刊行します。ミッフィー(うさこちゃん)が大好きで、作者ディック・ブルーナと親交のあった森本俊司さんが、「アイディアのもと」「うさぎ」「ぬくもり」「涙」「ユーモア」など、ミッフィーや作者をめぐる66のトピックスを紹介します。『未来ちゃん』で知られる写真家の川島小鳥さんが撮影したうさぎたち、アートディレクターの祖父江慎さんがつくる微笑むミッフィー、デザインユニットSPREADの色面と線の解放など、クリエイターたちのページもみどころです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
58
ブルーナさんの哲学をなしている、たくさんの要素が綴られている。シンプルさの背景にあるもの、そこに至る経緯など、どれも「そうなんだ~」と納得。ただ、そうできる稀有な存在が、ブルーナさん。ブルーナさんの作品を観る眼が変わる。2022/03/20
(C17H26O4)
44
この本、気にはなりつつも、ミッフィーには思い出がいっぱいあるので、逆に手にすることをためらっていた。なのに通りすがりのお店で目に入り、うっかり連れて帰ってきてしまった。色んなことを思い出し、にこにこしながら(たまににやにやしながら)ページをめくった。変な人。そして少ししんみりとした。ブルーナのねこのワッペンをつけた、愛着あるブックカバーをかけて読む。ミッフィー(うさこちゃん)誕生66周年の今年6月に出版されたとてもかわいい本。ミッフィーやブルーナの創作にまつわる66のおはなしがすてきに紹介されています。2021/09/21
羽雪*hane**
35
選書付宿泊プランで友人への選書から。ミッフィーの絵本はほとんど読んだことがなく、ただシンプルで可愛いなという印象。本作も可愛いスタートで読み進めたが、写真の挟み込みなどがおしゃれで斬新。本人が手がけたわけではなくとも、イラストや絵本、デザインにこめた熱意と愛情やユーモアが周囲にちゃんと伝わっていたんだなと、嬉しく思う。2021/10/25
くるぽん
6
ひとつひとつ点を打つように線を描いていたなんて知らなかったな。じぃーっとよく見ると全ての線はぽこぽこしていて、見れば見るほどぬくもりはここから来ていると思う。色使いや構図などのデザインとしてすごいのはもちろんのこと、私はこの線に吸い込まれてしまう。忙しさを言い訳に子どもの心を忘れてしまった大人でも、子どもの目で見るひとときだけは、心の開放をもたらす。本としての編集・作家・装丁も素敵で、ミッフィー好きなあの友達にプレゼントしたい。2025/01/23
りんご
4
デザインへの想い。お話への想い。どれも優しさに溢れていて、やっぱりブルーナ作品は温かいな、と思った。シンプルに見えるものの中に、作り手の工夫やこだわりが沢山詰まっていると知り、より一層愛おしくなった。2022/06/08