内容説明
沖縄地元紙の編集局長、オスプレイが墜落した集落の区長、反対運動のリーダー、普天間飛行場周辺に住む普通の母親、島の自治会長、名護市長選の選対幹部、辺野古容認の元村長、沖縄「保守」の政治家、本土出身の大学教授など多岐にわたる声を拾った「オール沖縄」の実相に迫る意欲的なルポ。
目次
第1章 「偏っている」―沖縄地元紙の「反論」
第2章 一変した「生活の場」―オスプレイ墜落の衝撃
第3章 「不屈」―長期勾留からの保釈
第4章 「普通のママ」の不安―米軍機が保育園上空を飛び交う日常
第5章 相次ぐ事故―島民の怒り
第6章 オール沖縄の誤算―名護市長選挙の敗北
第7章 辺野古容認の舞台裏―元村長の告白
第8章 本土への問いかけ―沖縄「保守」の主張
第9章 ウチナーンチュとヤマトンチュの狭間で
著者等紹介
中村憲一[ナカムラケンイチ]
1979年、福岡県生まれ。同志社大学卒業。『沖縄両論 誰も訊かなかった米軍基地問題』(2016年、春吉書房)では基地反対派、オール沖縄の取材・執筆を担当する。2019年10月に『月刊フォーNET』記者から独立、現在、東京でフリーライターとして活動中
木村智広[キムラトモヒロ]
1983年、長崎県生まれ。長崎大学卒業。現在、『月刊フォーNET』記者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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