小さな出版社のつくり方

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  • サイズ B6判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784908260063
  • NDC分類 023.1
  • Cコード C0036

出版社内容情報

ライフワークとして出版業界を見つめ続けてきた永江朗が、2000年以降に新しく創業された「小さな」出版社、11社の創業者12人にロングインタビューを敢行。右肩下がりの時代に、あえて「出版社をつくる」ことを選んだ彼らの素顔を描いた、渾身の書き下ろし! 硬直化した出版業界のなかでいつしか忘れていた「本」への気持ちを思い出させてくれる一冊。出版社のみならず、書店、取次など「本」を仕事として選んだすべての人たちにおすすめです。

アルテスパブリッシングの場合



鉄筆の場合



羽鳥書店の場合



悟空出版の場合



ブックエンドの場合



小さい書房の場合



コルクの場合



シブヤ パブリッシング アンド ブックセラーズの場合



トランスビューの場合



ころからの場合



共和国の場合





新しい小さな出版社をつくるということ

永江 朗[ナガエ アキラ]
1958年北海道生まれ。法政大学文学部哲学科卒業。西武百貨店系の洋書店、アール・ヴィヴァンに約7年間勤務した後、『宝島』などの編集を経てフリーライターに。「哲学からアダルトビデオまで」幅広いジャンルで活躍する。とりわけ書店流通には造詣が深い。著書に『51歳からの読書術―ほんとうの読書は中年を過ぎてから』(六耀社)、『「本が売れない」というけれど』(ポプラ新書)、『おじさんの哲学』(原書房)、『広辞苑の中の掘り出し日本語』(バジリコ)など。

内容説明

本をつくるのは楽しい。(大変だけど)。本を売るのも楽しい。(大変だけど)。だから、出版社をつくるのはすごく楽しい!右肩下がりの時代を生きるための選択肢。

目次

01 アルテスパブリッシングの場合
02 鉄筆の場合
03 羽鳥書店の場合
04 悟空出版の場合
05 ブックエンドの場合
06 小さい書房の場合
07 コルクの場合
08 シブヤパブリッシングアンドブックセラーズの場合
09 トランスビューの場合
10 ころからの場合
11 共和国の場合

著者等紹介

永江朗[ナガエアキラ]
1958年北海道生まれ。法政大学文学部哲学科卒業。西武百貨店系の洋書店、アール・ヴィヴァンに約7年間勤務した後、『宝島』などの編集を経てフリーライターに。「哲学からアダルトビデオまで」幅広いジャンルで活躍する。とりわけ書店流通には造詣が深い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

徒花

128
まあまあおもしろかった。最近になって新たに作られたちいさな出版社がどういう経緯でできたのか、どういう本作り、本の売り方をしているのかをそれぞれまとめた一冊。読んでいると出版業界全体の問題というか、やっぱりこのままだとアカンなというのがわかる。けれど、それは資本主義的な支点で成長し続けることを目的とした場合であり、そこそこの規模の経済を存続させることを目指すのであれば、出版は全然アリな世界であるような気もして、それは救いなのかもしれない。あとは意外と、大義がなかったり、熱い思いなかったりするのも「らしい」2021/03/02

山田太郎

57
本屋はやりたいと思ったことあるけど、出版社はあんまりやりたいもんでもないなと思った。音楽はCD屋もやりたいけど、自主レーベルかなんかでCD作ってみたいとは思うな。取次がいかんというかシステム的に疲弊してきたのかなと。2016/12/09

Roko

24
小さな出版社を作るのは、元々本の編集の仕事をしてきた人が多いけれど、どちらかといえば作者と出版社の間を取り持つエージェントとしての機能を果たしたいと思っている人もいます。定年になって始めた人もいれば、結婚したり子どもが生まれたり、親の介護が発生したりして、自由に働けることを模索して「ひとり出版社」にたどり着いた人もいます。 この考え方は出版社だけでなく、ほかの業種であっても取り入れられるんじゃないかなぁ。会社が大きくないからこそできることがあるって、素晴らしいことじゃないですか。2024/09/22

たまご

18
出版社本。さまざまな小規模出版社の経営者へのインタビューが掲載されている。ほとんどの社長が「大手出版社に数十年勤めてから独立→コネクションを使って作家や取次を開拓」という流れなので出版業界にいない人間からするとこのタイトルは少し酷だなーと思いました(笑)日本の書店のビジネスモデルは終わっていると言い切るSPBS社が尖りすぎてて面白かったので今度渋谷の出版社兼書店に足を運んでみようと思います。小売の書店と比べて身動きが取りやすいからか出版社の廃業ニュースってあまり聞かないですね〜。バイトとかしてるのかな…2024/03/31

チェアー

15
メガ書店が誕生したがゆえに、マイナーな本を置いてもらう余地ができて、小さな出版社のポジションもできてきたとする分析にはなるほど。小さな書店が淘汰されることと引き換え。どの出版社も言っていたのが、大手取次の冷たさ。これまで大きな役割を果たしてきたことは間違いないが、既存のビジネスから離れられず、審査は本の内容より資金、事業計画が主。金融機関より遅れているのかも。自分で出版社を起こすには、こうしたい、これを出したいというビジョンや強い思いが必要。それを持続可能なビジネスにどうつなげるかが問題だ。2016/12/11

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