内容説明
のんびりやでなまけもののあまたろう。はたらかないでまいにちぶらぶらしていたら、とうとうおとっつぁんにしかられて…。はたらくっておもしろい。よくしられたことわざからうまれたゆかいなおはなし絵本。
著者等紹介
くすのきしげのり[クスノキシゲノリ]
1961年徳島県生まれ。小学校教諭、徳島県鳴門市立図書館副館長などを経て、現在は児童文学を中心とする創作と講演活動を続けている
澤野秋文[サワノアキフミ]
1981年神奈川県生まれ。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。デザイナー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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☆よいこ
82
絵本。お菓子屋のひとりむすこのあまたろうは仕事もしないなまけもの。みかねた父親が説教をしても、父親が元気で働いてくれているから自分はやらなくていいというしまつ。「たなからぼたもち」は無いと言われたあまたろうは、ひとつ試してみようと言い出した。父親も賛成し、次の日の朝ふたりはぼたもちを作る。できあがったぼたもちを棚の上に乗せて、一日たち二日たち三日たち…ぼたもちはカビて小さくなった。ネコに追いかけられたネズミが蹴落としたぼたもちが、あまたろうの頭にコツンと落ちてくる▽とうちゃん、してやったり。読み聞かせ6分2021/11/24
nakanaka
64
すごく良い絵本でした。絵本で表現するのは子供が諺の意味を知るための良い方法なのではないでしょうか。「棚から牡丹餅」は思いがけず幸運が転がり込んでくる意味なわけですが、この作品ではそんなことはなかなかあるものではないということと真面目に働くことの大切さを教えてくれます。時代設定が江戸時代という点も良いですね。2017/12/02
たまきら
29
「たなからぼたもち」かあ。「二階から目薬」をやってみたいと思ったのを思い出しましたよ。江戸落語はすねかじりな若旦那で満ちていて、そこが自分はすきなんですがねえ。2018/11/06
りーぶる
21
気の長い息子矯正物語。やはり親は強し。(5歳)2021/11/06
ぱお
21
モチベーションって大事ですね(^^♪やろうと思うからできる。やりたいから続く。やればできる子の問題点は、いつやる気になるのかってこと。2015/07/27