内容説明
1911年、“モナ・リザ”は盗まれ、2年間行方不明だった。“彼”はなぜ盗み、そして返したのか?あの“モナ・リザ”は、贋作か、否か?ルークは、謎の追跡者に殺される前に“曽祖父の真実”を見つけなければならない―。画家で美術史家の主人公、フィレンツェで出会った女性、インターポールの捜査官、美術品贋作者、億万長者のコレクター…。過去と現在が交錯するなか、濃やかな人間模様が描かれ、エキサイティングなアクションシーンが展開する。フィレンツェ、パリ、南仏プロヴァンスの村の描写も魅力的な、アート・ミステリの真髄。
著者等紹介
サントロファー,ジョナサン[サントロファー,ジョナサン] [Santlofer,Jonathan]
1946年アメリカ・ニューヨーク生まれ。画家として成功し、世界各地で個展を開催。作品はメトロポリタン美術館、シカゴ美術館、東京都現代美術館など多くの美術館に収蔵されている。シカゴの画廊の火事でおよそ十年分の作品を失い、美術創作を休止して執筆活動をスタート。2002年発表のデビュー作『デス・アーティスト』は、22カ国で翻訳されるなど世界的なヒットとなる。火事から5年後に美術界に復帰し、執筆活動も継続。『赤と黒の肖像』でネロ・ウルフ賞(最優秀犯罪小説賞)受賞。犯罪小説に特化したクライム・フィクション・アカデミーのディレクターを務め、美術館や大学で講演をするなど現在も活躍中
〓山祥子[タカヤマショウコ]
東京生まれ。成城大学文芸学部卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ムーミンママ
yurinessa
なつこうへい
く~まにゃん