内容説明
がん研病院、静岡がんセンター。3000人を超える患者と真摯に向き合ってきた専門医による知っておきたい治療のすべて。オールカラー、豊富なイラスト、最新情報満載!もう体験談には頼らない!乳がんで不安な方に読んでほしい一冊。
目次
Prologue すべての女性が知っておきたいこと
01 乳がんの基礎知識
02 発見・診断のための検査と治療法の選択
03 治療の実際
04 術後に起こり得る後遺症や副作用をのりこえる
05 術後の定期検診と再発のこと
06 安心して日常生活を送るために
07 医療費の問題を考える
08 家族と医療スタッフとのかかわり、信頼できる情報の集め方
著者等紹介
〓橋かおる[タカハシカオル]
1986年浜松医科大学卒業。同年、東京大学第二外科入局。東京船員保険病院(現・JCHO東京高輪病院)外科、東京都立墨東病院外科等を経て、1994年より癌研究会付属病院乳腺外科(現・がん研究会有明病院乳腺科)で乳腺の診療に従事。2006年1月より、静岡県立静岡がんセンター乳腺外科部長として赴任。上皇后美智子さまの乳腺主治医として、2019年の乳がん手術も担当した。2021年現在、乳腺センター長として日々、診察にあたっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ベーグルグル (感想、本登録のみ)
43
最近、自分の周囲での乳がん率が高く、気になったのでこの本を手に取った。乳がんについて最新の情報や、医療費などについても触れられており、とても分かりやすい。私は毎年でなく2年に一度の検査なので、毎年しようと改めて感じた。マンモも痛くないし、乳腺エコーも出来ればセットで受けた方がよささそう。先日、同級生と友達が乳がんと聞いたが、既に遠隔転移しておりステージⅣ。抗がん剤による現状維持や緩和医療に入っている。二人とも40代。かなり厳しいけれど、頑張って生き抜いて欲しい。2021/10/14
spatz
10
乳がんに限らず病は情報が専門的すぎてわかりにくいことが多い。病院選びや医師の話も、いざというときに悩むことは多いと思う。がんは致命的な病にもなりうるが、日頃からの検診で早期発見で治るものだという言い方もされる。それでも現実にがんで亡くなる人は多い。やはり定期的な健康診断は大切、そして本書のテーマの乳がんに関しては冒頭にでてくる、breast awareness 意識すること、が大切なのだと改めてきづかされる。自覚症状がないまますすむのがガンの怖いところだから。#NetGalleyJP2021/05/06
あまぐり
0
乳癌かもしれない…と不安に駆られたとき図書館から借りてきました。 とても詳しく分かりやすい内容で勉強になりました。 この本のおかげで適切な治療を受けることができたと思っています。 オススメです。2023/05/29