内容説明
年相応の深さを身につけたい人から、日ごろ浅い話にうんざりさせられている人にまで、「浅い話」の正体を解き明かす。心を動かす「深い話」をする技術。
目次
第1章 「展開力」を伸ばす―話の「浅い人」、「深い人」の違いはここだ(話の深さ、浅さは人間の「深さ」、「浅さ」である;「深い話」をするために必要な3つの能力 ほか)
第2章 「本質把握力」を鍛える―本質がわかっている人は、やっぱり深い(なぜ、あの人の話は薄っぺらなのか;普遍的な部分にまで思考できる人は深い ほか)
第3章 「具体化力」を引き出す―深い人は「エピソード」をもっている(具体化する力が話を深くする;話を深くするエピソードとは何か ほか)
第4章 「深さ」を伝える実践編―「あの人は深い」と言われる話し方の技術(なぜか「深い人」の口癖;「スリーステップ論法」が話を深くする ほか)
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学大学院教育学研究科博士課程等を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
明るい表通りで🎶
59
「あの人の話は深い」と言われたくて読んだ、が、簡単ではない。日々の積み重ねが大切。教養を身につけるには、「古典」を読むこと。古典の教養は、いつまでも鮮度が落ちず、時代によらず本質を突いている。物事の本質をズバリ、分かりやすく話す人は、「深く」語る人なのかもしれない。私と同い年の著者は、30年来ストップウォッチを持参しているらしい。密度の感覚を研ぎ澄ませている。2025/03/24
さと
50
深い話をするために大切なポイントを3つ挙げている。『展開力』『本質把握力』『具体化力』それぞれの高め方も。最後に私の脳裏に刻まれたのは『アウトプットする能力』これは前述の3つに裏打ちされるものでもあるだろう。『ネットで本のレビューを書くことも効果的』と仰っている。確かに、感情を言葉にして伝える事はとても面倒で難しく厄介なんだがこれまで細々と続けてきた投稿も私の話の深みに一役買ってくれるといいのだが。2023/11/19
大阪魂
46
旧浜寺公園駅のカフェで見つけて思わずはまり読みしてしもた!どやったら人に響く「深い話」できるかのHOWTO本!大事なんはいろんな情報とか世界観身につけて話広げれる「展開力」、その場で求められてる情報を出せる「本質把握力」、一般論ゆーんとちごて具体化できる提案する「具現化力」の3つを身につけること!「まず」「実は」「さらに」のスリーステップ論とか、インターネットはコメント欄みて幅広い意見知ること大事とか、細部までこだわることで深みのある話つくることとか、ためになることもいっぱいやった!アウトプット大事やねー2024/09/01
マエダ
40
ほとんどのビジネス書からは金儲けの匂いがしますが、斎藤孝さんは私からみたら無臭。読書会では浅い話になってないかなと客観的な意見が欲しく読了。2023/05/29
ロクシェ
37
評価【○】深さとは「具体的かつ本質的」なものにある。インターネットはコメント欄を読むと話が深くなる。私は本を読み終えたあと、共読本の感想を最大400件まで読む。感想を投稿する人の割合は約4~5人に1人なので、登録者が1600人くらいまでの本ならすべての感想を読んでいることになる。理由は、①本を読む理由に「文章力を鍛えたい」があるから/②アウトプット(主に口頭)で自分以外の視点でも語れるようになるから/③独自の視点で語るためには、他の人の視点も知っておく必要があるから、など。おそらく感想を400件も読むのは2023/09/21