詩想社新書<br> 書き換えられた明治維新の真実―近代日本をつくったのは徳川幕府である

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詩想社新書
書き換えられた明治維新の真実―近代日本をつくったのは徳川幕府である

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  • サイズ 新書判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784908170157
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C0221

内容説明

テロとポピュリズムによるクーデターという実態!勝者による歴史解釈・薩長史観を排し、真実の明治維新史を読み解く。

目次

第1章 近代日本は徳川幕府がつくった(近代日本の基礎をつくったのは、老中首座・阿部正弘の大改革;堀田正睦の開国政策に強硬姿勢をとった孝明天皇 ほか)
第2章 薩長土のテロが時代を動かした(攘夷はいかに、日本全体の国論となっていったのか;当初、テロリズムに走った「維新のヒーロー」たち ほか)
第3章 幕府が開明派で、薩長こそが守旧派だった(吉田松陰と長州の尊皇攘夷グループ;藩と対立しながら拡大していった薩摩の尊皇攘夷派 ほか)
第4章 明治新政府を支えたのは旧幕臣たちだった(日本の近代化に貢献した欧米留学生たち;文明開化に大きく寄与した岩倉使節団 ほか)
第5章 江戸時代の遺産が、日本社会を形づくっている(勤勉革命による江戸時代の高度成長期;富の集中がない社会の原型は、江戸時代につくられた ほか)

著者等紹介

榊原英資[サカキバラエイスケ]
1941年、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業後、大蔵省に入省。ミシガン大学で経済学博士号取得。IMFエコノミスト、ハーバード大学客員准教授、大蔵省国際金融局長、同財務官を歴任する。為替・金融制度改革に尽力し、「ミスター円」と呼ばれる。1999年退官後、慶應義塾大学教授、早稲田大学教授を経て、青山学院大学特別招聘教授、財団法人インド経済研究所理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

15
いわゆる維新以降の薩長を中心とした政府が、その維新の「正統性」を確保するため、歴史の改ざん、あるいは政府優位な歴史教育が行われたことは周知であり、テーマそのものに異論はない。しかし本書がそれを論証できているかというと、否というしかない。幕末の幕閣=開国、薩長=攘夷という単純な切り分けで論じるが、史実はずっと複雑であり、本書にもそれは現れているが、なぜか結論は前述の図式になっている。結論ありきの書。その他史実の順序の混乱(年号もぐちゃぐちゃ)、反復の多さ、統計の誤用など、歴史書としての価値を感じない。2018/04/26

Hiroki Nishizumi

3
面白そうな表題につられて読んだところ、そんなに深い内容はなく、まぁそうだよなといった感じだった。読み終えてはじめて著者をみた。この人だったのか、そりゃ中身薄い訳だよと納得した。自分の失敗だな。2018/07/17

ボタン

2
正直言って中味の薄いつまらない本だった。新しい切り口や見解はゼロ。最後の憲法改正がいいたいだけか?2019/11/11

Akio Kudo

2
★★★ 財務省の元官僚が書いた日本史の本だが、及第点には達している。歴史認識でやはり専門家ではないところが見受けられる2019/02/26

入江・ろばーと

2
色々ぐちゃぐちゃで読みづらいことこの上ない……2018/04/15

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