内容説明
「文系は役に立たない」は本当なのか?実は「文系人間」がこの社会を動かしている!!理系にはない文系の真の強みとは何か、またそれをどのように鍛え、どう実生活で生かせばいいのかを説く。
目次
第1章 なぜいま、「文系軽視」の時代なのか
第2章 文系人間、理系人間とは何者か
第3章 理系にはない文系の強み
第4章 社会から求められている文系の力
第5章 「文系力」が世界を変える
第6章 「文系力」を磨く読書法
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学大学院教育学研究科博士課程等を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ココロココ
21
改めて思うが、読んでいると齋藤孝先生の愛情を感じる。私は数学や理科が苦手だから、文系だと軽く思っていたが、文系ということに誇りを持ち、プレッシャーをかけていきたいと思う。 私は、出かける時に本を持たないで出かけるということはありえないことなので、もう少し自信を持つことにする。 新書を読む時は、スピード感を大切にする。2018/03/21
ちくわん
15
2017年10月の本。理系>文系ではない。専門オンリーの理系人間を、使いこなすのが判断力に優れる文系人間。しかし、コミュニケーション力や新たな知識の獲得に貪欲でなければならない。本書で取り上げられているスパイク・ジョーンズ監督のher/世界でひとつの彼女(2013)が気になる。2020/01/13
九曜紋
14
同い歳ということもあって、この人の著作を読むと、憧れと同時に軽い嫉妬心を覚える。しかしそれは学生時代にジャケットの左右のポケットに常に2,3冊の本を入れているためにポケットが伸びてしまったり、今なお本の重みでカバンの肩ベルトが切れてしまったり、天賦の才だけでなく、たゆまぬ努力の賜だと知り、嫉妬した自分を恥じる。「本すら読まない文系は文系とすらいえない」とは、この人だからこそ言える言葉。2017/10/27
オザキ
5
読書をすることで幅広い知識を得ることができる。雑な知識を用いることで全体を俯瞰して何が求められるのかを考える。2017/12/03
ありんこ
4
AIに仕事を奪われる、だから理系が有利であるといったことがよく言われるようになりました。でもどちらの能力も等しく必要だし、協力し合うことが大切かなという気がしています。100分で名著で紹介された本は、テキストも参考にして読んでみたいです。2020/06/27