目次
仏教と向き合った古代神社と神職
神のための習合、仏のための習合
江戸時代の神社・神職たちと神仏関係
神仏分離の虚像と実像
「神仏共存」に関する妄想
著者等紹介
加瀬直弥[カセナオヤ]
昭和50年、神奈川県生まれ。國學院大學大学院文学研究科神道学専攻博士課程後期単位取得満期退学、博士(神道学)。現在、國學院大學神道文化学部准教授
岡田莊司[オカダショウジ]
昭和23年、神奈川県生まれ。國學院大學大学院文学研究科修士課程修了、博士(歴史学)。現在、國學院大學神道文化学部教授
嵯峨井建[サガイタツル]
昭和23年、石川県生まれ。國學院大學神道学専攻科修了、博士(神道学)。京都・賀茂御祖神社禰宜を経て、現在、京都國學院講師
藤田大誠[フジタヒロマサ]
昭和49年、富山県生まれ大阪府育ち。國學院大學大学院文学研究科神道学専攻博士課程後期修了、博士(神道学)。現在、國學院大學人間開発学部准教授
阪本是丸[サカモトコレマル]
昭和25年、熊本県生まれ。國學院大學大学院文学研究科神道学専攻修士課程修了、博士(神道学)。現在、國學院大學神道文化学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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うえ
9
「信長はキリシタンを厚遇し、比叡山を焼き打ち…寺院のほとんどは神社と習合関係を結んでをり、一連の事件は神社にとっても無関係ではなかった…里坊の僧侶たちは目覚めを襲はれ、神社は安全とみて日吉の神域と奥宮までのがれた。しかし僧侶は惨殺、神職たちはまぬがれたものの社殿と堂塔に火は放たれ、延暦寺一山とともに灰塵に帰してしまった…ただ幸ひといふべきか神社は攻撃対象ではなかった。神社は天皇や国家・マチ、ムラの安泰、五穀豊穣、生業の繁栄は祈っても、権門を形成し、積極的に政治の場へ関与することはほとんどなかった」2018/08/04
わ!
0
まぁ、神仏習合とその時代に対する著者たちの考えなどが、結構一冊の本を読むよりもダイレクトに伝わってくるような一冊となっていて面白かった。つまり日本では、今でこそ「神社」と「寺院」として分かれているが、明治維新まで…つまり神仏判然令だ出されるまでは、習合されている場所も多く、神前の仏事なども数多く執り行われていた。この風習は、だいたい仏教が日本に入ってすぐからだから、現在明治維新から150年だと考えると、おおよそ1000年から、1200年ぐらいは、習合していたこととなる。2020/03/27
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