内容説明
日本は「憲法改正」だけでは生き残れない!中国との関わりをこれ以上深めれば日本は危機的な状況に追い込まれる!
目次
第1章 朝鮮戦争は終わらない
第2章 中国を破産させる
第3章 アメリカは中東から撤退する
第4章 欧米同盟体制が終焉する
第5章 戦うアメリカが消えた
第6章 日米安保は消滅する
著者等紹介
日高義樹[ヒダカヨシキ]
1935年、名古屋市生まれ。東京大学英文学科卒業。1959年、NHKに入局。ワシントン特派員を皮切りに、ニューヨーク支局長、ワシントン支局長を歴任。その後NHKエンタープライズ・アメリカ代表を経て、理事待遇アメリカ総局長。審議委員を最後に、1992年退職。その後、ハーバード大学客員教授、ケネディスクール・タウブマン・センター諮門委員、ハドソン研究所首席研究員として、日米関係の将来に関する調査・研究の責任者を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
九曜紋
9
日本にいながらアメリカの政治を語る論者もいるなかで、在米ジャーナリストとして自らの取材を通して見えてくるアメリカの姿を見せてくれる著者の知見は価値あることと思う。しかし、日高義樹も84歳になっていることに感慨をおぼえると同時に、出版の世界では「過去の人」と扱われているような気がして些かさびしく感じる。2019/12/07
まっちゃん2
3
日高氏の昨年秋の書籍。コロナ直前の米中の緊張をレポートする。日本のマスコミがまず伝えてくれない、アメリカの裏?事情を教えてくれる。日高氏も84歳でよく頑張っておられるがさすがにもうしんどいでしょう。後継者います?2020/05/25
ハット
0
いつも安定しておられる日高氏のアメリカリポート。2019年10月ごろの執筆らしいので、それを考慮して読むと良いと思う。この本が出版された後新型コロナ流行があって現在、ということだが、アメリカとヨーロッパ、中国、北朝鮮、ロシア、そして日本との関係の裏事情や大統領選の背後の話など、なるほどと思う内容が多かった。 今後世界情勢はどうなるのだろうか。とにかく激動の時代にいることは間違いない。 日本政府は、日高氏を対米政策のご意見番に据えたらどうだろうか。もう既にそうしているのだろうか。2020/09/13