大西郷という虚像―「明治維新という過ち」完結篇

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大西郷という虚像―「明治維新という過ち」完結篇

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  • サイズ B6判/ページ数 311p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784908117213
  • NDC分類 210.61
  • Cコード C0021

出版社内容情報



原田伊織[ハラダイオリ]
作家。クリエイティブ・プロデューサー。
株式会社Jプロジェクト代表取締役。
1946年京都生まれ。近江・浅井領内佐和山城下で幼少期を過ごし、彦根藩藩校弘道館の流れをくむ高校を経て、大阪外語大学卒。
主な著書に「夏が逝く瞬間」(河出書房新社)、「原田伊織の晴耕雨読な日々」「明治維新問過ち」「官賊と幕臣たち」(以上毎日ワンズ)など。

内容説明

長州と組んで幕府を倒し長州政権に抗して敗死した「大西郷」とは何者であったのか。いま官軍史観がくつがえる!維新3部作完結!

目次

第1章 火の国薩摩(薩摩おごじょ;熊襲と隼人;肥後と薩摩;妙円寺詣り)
第2章 西郷と島津斉彬(蘭癖大名;お由羅騒動と斉彬;「郷中」が育んだ「テゲ」の文化)
第3章 西郷の幕末動乱(西郷と島津久光―二度目の流刑;密貿易の国・薩摩と薩英戦争;西郷登場;策謀;「赤報隊」という道具;無血開城という美談)
第4章 明治復古政権の成立と腐敗(戊辰戦争終結と会津戦争;賞典禄と西郷;明治復古政権の成立;新政府の腐敗)
終章 田原坂への道(岩倉使設団と西郷;明治六年政変と西郷)

著者等紹介

原田伊織[ハラダイオリ]
作家。クリエイティブ・プロデューサー。JADMA(日本通信販売協会)設立に参加したマーケティングの専門家でもある。株式会社Jプロジェクト代表取締役。1946(昭和21)年、京都生まれ。大阪外国語大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

磁石

22
与えられた「歴史」は、たいがいが間違っているというが……。本音と建前、嫉妬深い武闘派という厄介なアク者もテゲ/二才頭のマナーを身に纏えば英雄に。西郷のみならず、明治維新の勝者達に特有の美しい表面と醜い骨格の落差。田舎の顔役程度ならまさに適材だったが、国家レベルになると大災厄をもたらしてしまう。ただただ討幕のみ、気にいらなければ短刀でケリをつけ天皇も私的利用、全くビジョンを持っていなかった。……おそらく西郷自身は「大」になって、たぶん英霊にもなれて悦んでるから、この本は「夢」に飽きた人のみ見てみるとよし2018/06/27

とも

20
★★★☆同じ作家の書く同一テーマの続編なので、前作の焼き直し感がある事は否定できない。が、少々題名に反して西郷に対する著述が少なすぎたような気はする。できればこれまでにあったような、もう少し強行に突っ込んでほしかったかと。2021/03/07

なつきネコ

14
西郷さんは悪くは言われてないな。策士でありながら最後は戦という頭脳しかなかったというのは納得。二才頭こそ西郷を考える上で重要なのは納得。江戸城開場はすでに本営は考えており、西郷には決定権はなかった事は驚いた。政府の腐敗に怒りから軍に決定してしまう。斉彬に見出されたが故に、名が売れた。何度流刑されても戻されたのも、その名故。そうすると西郷さんは時代が作り上げた英雄だった。しかし、西郷の銅像といい、彼の実像を殺そうとするのは何故だろうか。2018/12/08

roatsu

13
各種史料と著者の洞察から導き出す西郷隆盛の実像は非常に説得力が高い。比較的近い時代の人物・事件とて今日伝わる姿がどれ程実態と乖離しているか、そして何者がどんな理由でそれを行うのかつくづくと考えさせられた。暴力で政権を簒奪した破廉恥な『官賊』が紡いだ自己正当化に塗れた日本近現代史を問い直し、その延長線上で今日行き詰まる日本が将来を描き直す一助としたい著者の三部作の棹尾を飾るに相応しい一冊。西郷の実像解読も熱がこもるが、併せて倒幕後から明治にわたる長・薩人達による権力専横の醜悪な実態も執拗に告発している。2016/08/21

なつきネコ

12
やっぱり読んでいたか、忘れていたけど。歴史を語る上で功罪あり、西郷隆盛の裏表を書き尽くしてこそ。倒す敵には罠にはめ最後には暴力を使い倒す粘着質な西郷。かと思えば、金銭面には清らかで、その汚れを許せず立ち上がる西郷。それは同じ西郷隆盛。いわゆる精神面の潔癖症だったん気がする。下には優しく慕われるが、上を軽蔑し独断傾向にある点は三国志の関羽の人物描写と重なる気がする。案外、親しまれて神聖化される人間は似ているのかもしれない。しかし、この作者は西郷隆盛を好きな気がする。2023/04/12

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