出版社内容情報
八幡神こそ日本の始祖神だった!万世一系物語の影に隠された始祖神の実像に迫り、現在に至る八幡神信仰の深層にある日本古代国家の…八幡神こそ日本の始祖神だった!
全国約8万の神社のうち半数を占めるほどの信仰を集めながらなぜ『記紀』に出てこないのか?
アマテラスを始祖とする万世一系物語の影に隠された始祖神の実像に迫り、天皇家、藤原家から源氏三代、現在に至る八幡神信仰の深層にある日本古代国家の起源を明らかにする。
そして、とりわけ桓武天皇以後歴代天皇家、藤原家が執拗にエミシ征伐を繰り返し、徹底して差別したその過程と理由も丹念に追い、日本古代史の定説を覆す。
2012年の初版(彩流社刊)を新装しわかりやすく大幅改訂。
序章 日本および日本人の神
1 八幡神の出現
2 鹿島送りと八幡神社
3 エミシは異人種か
4 欽明天皇=ワカタケル大王
第1章 藤原不比等の子とその孫たち
1 「倭」から「日本」へ
2 律令国家日本と八幡神
3 雄勝城に至る道
4 持節大使藤原麻呂からの報告
第2章 古代日本の守護神八幡神
1 藤原4兄弟と天然痘
2 金光明最勝王経と八幡神
3 蘇我馬子は大王だった!
4 聖武天皇と光明皇后
第3章 皇位継承の危機
1 廬舎那仏と東大寺建立
2 雄勝城と保呂羽山
3 廃帝淳仁天皇
4 『続日本紀』の藤原仲麻呂伝
第4章 法王道鏡と八幡神託
1 万世一系天皇と王位継承
2 法王道鏡の出現
3 八幡神託事件の真相
4 藤原氏陰謀説
第5章 百済系渡来王朝とエミシ
1 対エミシ38年侵略戦争
2 俘囚伊治公呰麻呂の反乱
3 天智系天皇桓武のトラウマ
4 巣伏村の激戦
5 坂上田村麻呂とアテルイ
第6章 “吾は日本の神となった”
1 大神清麻呂の解状
2 加羅系日神と百済系日神
3 変身する八幡神
4 僧行教と石清水八幡宮
5 清和源氏の祖応神天皇
第7章 河内源氏と百済系渡来集団
1 源経基、平将門を訴える
2 桓武天皇の5世孫平将門
3 藤原摂関家の軍事貴族源満仲
4 藤原道長の妻倫子と父源雅信
終章 もし応神天皇が百済人であるならば
1 平忠常の乱と源頼信
2 河内国守源頼信と荘園坂門牧
3 壺井八幡宮と通法寺跡
林順治[ハヤシ ジュンジ]
著・文・その他
内容説明
八幡神こそ日本の始祖神だった!全国約8万の神社のうち半数を占めるほどの信仰を集めながらなぜ『記紀』に出てこないのか?アマテラスを始祖とする万世一系物語の影に隠された始祖神の実像に迫り、天皇家、藤原家から源氏三代、現在に至る八幡神信仰の深層にある日本古代国家の起源を明らかにする。そして、とりわけ桓武天皇以後歴代天皇家、藤原家が執拗にエミシ征伐を繰り返し、徹底して差別したその過程と理由も丹念に追い、日本古代史の定説を覆す。2012年の初版(彩流社刊)を新装しわかりやすく大幅改訂。
目次
序章 日本および日本人の神
第1章 藤原不比等の子とその孫たち
第2章 古代日本の守護神八幡神
第3章 皇位継承の危機
第4章 法王道鏡と八幡神託
第5章 百済系渡来王朝とエミシ
第6章 “吾は日本の神となった”
第7章 河内源氏と百済系渡来集団
終章 もし応神天皇が百済人であるならば
著者等紹介
林順治[ハヤシジュンジ]
旧姓福岡。1940年東京生まれ。1944年、父母の郷里秋田県横手市雄物川町深井(旧平鹿郡福地村深井)に移住。県立横手高校から早稲田大学露文科に進学するも中退。1972年三一書房に入社。取締役編集部長を経て2006年3月退社。著書も多数ある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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