勝ち続ける組織の作り方―青森山田高校サッカー部の名将が明かす指導・教育・育成・改革論

黒田 剛【著】

キノブックス（2017/02発売）

• サイズ B6判／ページ数 215p／高さ 19cm
• 商品コード 9784908059629
• NDC分類 783.47
• Cコード C0030

内容説明

逆境だからこそ常勝軍団！元ホテルマン、監督経験なし。地方ゆえ年間移動距離７０００キロ以上、１年の３分の１は雪に覆われてしまうグラウンド。しかし、どのような環境でも思考を働かせ、工夫を凝らし、ひたすら行動することで、「ハンディキャップ」は「味方」に変わる！

目次

第１章　常勝軍団・青森山田高校の強さの秘訣　育成論（常に勝ち続けられる理由；青森山田高校とは　ほか）
第２章　監督になるまでの道のり　経験論（サッカーを始めるまで；サッカーで進学、そしてホテルマンに　ほか）
第３章　組織のリーダーに必要な資質　指導論（挫折や敗北の意義、価値とは；指導者はスパイスを与える仕事　ほか）
第４章　トップを目指す選手に伝えたいこと　教育論（飲水タイムの確保から生まれた判断力の低下；用具から読み取れる選手の思考力と心　ほか）
第５章　組織・環境・意識を変える　改革論（組織改革の考え方と条件；悪い組織の現状　ほか）

著者等紹介

黒田剛［クロダゴウ］
１９７０年、北海道札幌市生まれ。青森山田高校サッカー部監督。登別大谷高校（現・北海道大谷室蘭高校）、大阪体育大学体育学部卒業後、ホテルマン、公立高校教諭の経験を経て、９４年に青森山田高校サッカー部コーチ、翌年、監督に就任。監督２２年目（２０１６年現在）で３１人のＪリーガーを輩出。青森県内公式戦（高校総体、選手権、新人戦）３２０連勝中（２０１６年１１月現在）。全国高校総合体育大会サッカー競技、１７年連続出場中（２０１６年現在）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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[黒猫]

高校サッカーの強豪、青森山田高校の監督の指導、教育、育成、改革論。とても良かった。まず、高校サッカーの監督は教育者であり教育者目線からサッカーに向き合うことで大切なことを語っているため、プロ監督のモウリーニョさんなどのサッカー哲学よりもより身近で自分の為になることが多い。できれば高校時代に読みたかった。読みやすく、下手な教育者の本より説得力がある。精神論的な発言も素直に腑に落ちる。感謝の心を忘れるな。評価は他人がするもの。｢自分はチームの円陣に入る資格があるのか｣を判断しなさいという言葉が印象深い。

2017/06/15

[tsubomi]

2019.03.23-04.13:地元の本屋さんで買ったサイン本。黒田剛監督がどういうふうにチームを指導しているのかに興味があったのと、結構長いこと監督をしているけどまだ４０代なので、経歴を知りたかったのとで購入。公立高校の教師、ホテルマンなどもやっていたのは驚きで、しかも山田高校に就職の面接に行って落とされていたことも驚き。そんなこんなでようやく就職したと思ったらすぐに監督をやる羽目になり・・・という成り行き。面白いです。満足した瞬間に成長が止まる、など教育論、組織論は筋が通っていて共感できる点多し。

2019/04/13

[SU]

山田先生の講演会など有ったら行きたくなりました

2018/01/27

[ワッカーパパ]

全国高校サッカー選手権を制した青森山田高校監督の、指導者、教育者、そして大人としての育成理論が書かれた本。同世代ということもあって共感する記述が多数。”「努力」とは、そのもののクオリティーを上げるため、結果を出すためであって、それ自体に目的は無い”･･･なるほど。”常に責任感を持って行動を起こし、自らの意見をしっかり述べることをしてきた子と、いつも親が答えを探し、欲する前に与えられてきた子の差は、はっきりと現れてくる”･･･そのとおり。回り道をして頂点に立った者ならではの骨太の考え方に、刺激を受けられる。

2017/02/09

[shin1]

小中高9年間サッカーをして、いま中学校の部活の指導者をしているいま、9年間の素晴らしい指導者の方々と共通するところが多々あり、そして指導者として意識したいことが数多くあり、痺れる思いだった。やはり、スポーツをやる上で、人としてどうあるかが大切だと改めて思った。

2020/11/26