内容説明
常識にとらわれず、自由と独立をつかめ。時代を切り開いた天才思想家の100の言葉。
目次
1章 一身独立と自由のために学ぶ
2章 新しいものに目を開く
3章 本質をつかむ
4章 公平・公正な考えを持つ
5章 国を思う
6章 カラリと生きる
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学大学院教育学研究科博士課程等を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。主な受賞作品に1998年宮沢賢治賞奨励賞を受賞した『宮沢賢治という身体』(世織書房)、新潮学芸賞を受賞した『身体感覚を取り戻す』(NHKブックス)、シリーズ260万部を記録し、毎日出版文化賞特別賞も受賞した『声に出して読みたい日本語』(草思社)などがある。NHK Eテレ『にほんごであそぼ』の総合指導もつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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金吾
12
福澤諭吉のすごいのは明治初期においてまだ概念もしっかりしていない事柄についても明確な考えを持っていたことだと思っています。抜粋のこの本でも合理的な考えがよくわかり面白いです。2020/11/09
放蕩長男
6
日本の近代化に大きく貢献した偉人、福澤諭吉の著作から、名言を抜き取り、解説した本です。 理性と情緒を両立した、理想の日本人を体現したような人物です。編者の斎藤先生も冒頭で書いていますが、ロールモデルとなる人、という言葉がピッタリです。2017/06/13
Shun
4
今の日本人に必要な精神、心構えだと感じた。 決して体育会系のような強固な精神を要請しているわけではない。よく学び、愛を大切にし、不羈独立を忘れず知恵を活かして明るく生きると言った感じである。二宮尊徳(二宮金次郎)の思想と共鳴する部分が多いと思う。生き方の芯を体得するために、オススメできる本である。何でこれを小中学校で教えてくれないのかと思うほど、大切な事ばかり言及している。2018/07/10
しんどー
1
★22018/04/16
Shuhei Yamakawa(大学生)
0
明治日本の西洋化を先陣を切って歩んだ一万円札の人の言葉を100こ。分かってるんだけど、現実ではなかなか厳しいでしょと思うものもあれば、なるほどと共感できるものもあったりで、とても100年前の人の考えとは思えないものばかりだった。事実そういうものだけを拾ってきてるだけかもしれないが、齋藤孝さんによる解説も痛快でズバズバものを言ってくスタイルがまた面白い。ただ、元説は新しいのだが解説で言ってることはさほど新しい発想でもないので、原本も読んでみようかと思う。2017/01/17