内容説明
偶然の出会いと発見に満ちあふれた旅で、心を浄化する。日本とスリランカをつなぐキーワード「仏教」。スリランカ生まれの社会学者だから書ける、聖なる島の魅力、歴史、知られざる物語。
目次
第1部 旅に出る前に
第2部 スリランカを堪能する8つのコース(日本とスリランカのつながりを味わう;スリランカの京都・キャンディ;ブッダの足跡銀座にて;ブッダが生き続けていることを実感する;スリランカ一高い場所にあるパワースポット;1つの国で2つの文化を堪能;ブッダと海に癒される;「壮大な自然」と「スリランカのルーツ」)
著者等紹介
にしゃんた[ニシャンタ] [Nishantha]
羽衣国際大学教授。勝手にスリランカ応援団団長。1969年7月18日、スリランカのキャンディ(世界遺産)生まれ。小さいときからボーイスカウトとして活動し、85年にPresident Scout(大統領スカウト)に選ばれ、Presidentバッジを故J.R.ジャヤワルダナ大統領に腕につけてもらう。高校生だった87年に、ボーイスカウトのスリランカ代表として初来日。その翌年に留学のため再来日をし、立命館大学に入学。大学卒業後、大学院に進み、経済学の博士号を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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もよ
15
仏教を軸にしたスリランカガイド。どこに行き、どのように過ごせばスリランカの魅力を堪能できるのか、スリランカ生まれの著者ならではの視点で紹介してくれます。美しい写真も楽しめました。2015/12/09
さばずし2487398
9
美しい写真と歴史や精神性に触れた文章がとても読み易い。スリランカの国民は通勤中でも仏像の祠を通れば立ち止まってお祈りをし、朝にはお経がラジオから流れてくるなど、ブッダとの深い縁をとても大切に受け継いでいる日常の在り方が羨ましい。ド派手だったり美しかったりする多くの寺院を実際行って、ブッダの温もりを肌で感じてみたくなった。その温もりを実は敗戦後の日本は受けていて、当時の大統領が日本分断中止を呼びかけて今が有る事、その話をスリランカ人は皆知ってるのに当の日本人が殆ど知らない事実は恥ずかしい事だと思う。2019/07/11
読書実践家
7
読了後にスリランカに行きたくなる本。2016/04/18
J.T.
5
スリランカで初めて仏教を知った。10代だった自分は、黄色い衣を身につけて街中を歩く小乗仏教のお坊さんに憧れたのだった。ジャングルで瞑想して一生を終える自分を想像したりしたのだった。日本の仏教とスリランカの仏教はまるで別物。この本は少し仏教とスリランカに興味のあるひとを対象にしていると思うので、スリランカに行く機会のあるひとには満月の夜に近くのお寺に行くことをおすすめして欲しい。どんなに小さな寺でも、献花やヤシの油に火を灯しに集まる静かで平和的な風景が見れるからだ。2015/11/13
CK
3
再来週から行くので、予習がてら読みました。写真がとても綺麗。2016/09/09