内容説明
からだを光に変容させる瞑想に取り組むヨーギたち。わたしたちのからだは、もともと清らかな光で、できている。ゾクチェン密教の「光の存在論」と、最先端物理学との対話を試みる。
目次
第一章 「虹の身体」一九九八年―ケンポ・アチュー
第二章 狩人から「虹の身体」へ―イルン・ソナム・ナムギェル
第三章 青空に消える―メワ・ケンポ・ツエワン・リグズィン
第四章 狂気から覚りへ―トクデン・ウギェン・テンズィン
第五章 隠れたヨーギ―四つの口碑
第六章 魔を教化する蓮華―ニャラ・ペマ・ドゥドゥル
第七章 ブータンの黄色いラマ―ラマ・セルポ
第八章 収容所から「虹の身体」へ―カンサル・テンペ・ワンチュク・リンポチェ
第九章 光の錬金術―ゾクチェン・ニンティクの光の存在論
第十章 「虹の身体」「光の身体」「女神の浄土」
著者等紹介
永沢哲[ナガサワテツ]
1957年、鹿児島県生まれ。東京大学法学部卒。宗教学(チベット仏教、仏教哲学、身体論)。京都文教大学准教授、上智大学グリーフケア研究所客員准教授を経て、現在アティ・ゾクチェン研究所所長。主な著書に『野生の哲学』(筑摩文庫、湯浅泰雄賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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