内容説明
生きる意味とは何か。現代人の希望はどこにあるのか。混迷する世界の中で、他者のために、他者と共にいのちが輝くための霊性のありかを探る。死生学・医学・哲学・神学・宗教学・文学・教育学・人間学・経済学・地球環境学が交差する―14名の珠玉の講演を収録
目次
第1部 生と死を見つめて(いのちへのまなざし;「生命」へのアプローチと、「いのち」へのアプローチ;最期まで自分らしく生きるために―臨床死生学の核心 ほか)
第2部 限界状況に生きる人間(大災害と人間の生きる意味;限界づけられた生を受け継ぐ―恩師からのはがき;『夜と霧』に学ぶ“生きる意味”―不条理を越えて ほか)
第3部 現代社会に息づくキリスト教霊性(心に到来する他者―アウグスティヌスとデリダ;シャルトル大聖堂のラビリンス―世界に貢献するカトリックの象徴;途上国の開発と環境―『ラウダート・シ』とSDGsを実例に ほか)