内容説明
戦時下アジアの女性たち、そして戦後の人物月旦から源氏物語絵巻まで―。激動の時代を生き抜いた長谷川春子の世界を、新発見資料もふくむ画や文で、一望のもとに。
目次
豆自叙伝
第1部 戦線の女性たち(匪賊縦断(吉林省)
敦化城(吉林省)
白音太来(内蒙古)
呼海国威揚ル(黒龍江省)
関東州急過
北支戦線女性点描
山東の暮雪
出陣別宴
広東乙女
ハノイ風俗
仏印の女たち
南粤二趣
安南びと)
第2部 戦時梅雨窓辺(わずらひ;春夢東海未来記;男性美断片;お登女さん―をさななじみ;各国娘のなりふり;香粧;銘仙の味と使ひみち;幽霊西へ行く;春興・夢ものがたり;戯画漫文 東海の初夢;興亜春の夢;梅雨雑記;勤労奉仕に参加して;若いものの手柄のたて時―警報下の生活設計;戦時梅雨窓辺)
第3部 美術史にも面白いことあり(「此人にして此病」の一言―私と政治;各家物品見立て;当世人物走馬燈(抄)
求むれど得難きは―才色野ざらし伝
女から男へ
パリ娘 おしやれのやりくり
どじようすくいを踊る仙人―追悼・林芙美子
真贋腕くらべ
ぢぢい愛すべし
人間のほかの幼な友だち
わたしの挿画創作
天下の美人を姉に持てば―長谷川時雨を語る
わたしの“毒舌”論
少女の日の思出
美術史にも面白いことあり
吹き寄せ温故知新
婆さまの新東京見物
芹影女史)
第4部 源氏手帖(源氏手帖;藤壺の女御;源氏物語絵及詞書)
著者等紹介
長谷川春子[ハセガワハルコ]
1895年、東京に生まれ、1967年、東京に没する。画家、文筆家。長姉で劇作家の長谷川時雨の勧めで画家を志し、鏑木清方、梅原龍三郎に師事する。1929年~31年、フランスに遊学。帰国後、満洲事変を契機にアジア各地に従軍。戦後はエッセイスト、挿画家、装幀家としても多くの仕事を残した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かもめ通信
-
- 電子書籍
- 三千世界を弔って 1巻 ブレイドコミッ…