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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
純文
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東京で一番よく歩く町、街?浅草。そこを滝口さんが歩いて書いたと知ってAmazon購入。届いた本を開けばなんだろう独特なにおい。パラパラと捲れば横書きの文章に所々浅草等を写した画像。においに混じり、作り手の真心が伝わってくる。これは真心のにおいなのか、と束の間ひとりちょっとふざけた瞬間もあり。読み始めて序盤、滝口さんが「記憶の把手」とは「いったん諦めた言葉を拾い上げるその作業」と述べ「なんと名づけるかよりも、名づけようとするその一連の行為が、言葉にしづらい出来事や感慨を、言葉にしづらさとして残す。」と結ぶ。2017/05/28