出版社内容情報
日本の英語教育に一石を投じた『イデオロギーとしての英会話』から単行本未収録の『想像しうる最小の軍隊』まで12篇を収録。およそ40年にわたる著者の思想の系譜をたどる。今こそ、窓の学問が必要だ。
収録されている12篇(収録順)
アメリカを想像する――
◆イデオロギーとしての英会話
日本を想像する――
◆『菊と刀』再考〈パート?〉
「外」を想像する――
◆影の学問、窓の学問
進歩を想像する――
◆イデオロギーとしてのアメリカ近代化論
戦争を放棄する?――
◆ラディカルな日本国憲法――国家の権力から国民の権力へ
戦争を放棄する?――
◆自衛隊はカンボジアに何をしに行ったか――司令官は語る
戦争を「放棄」する――
◆要石
戦争をする?――
◆暴力国家
戦争をする?――
◆イラクで考えたこと
自由を創立する?――
◆ラディカルな民主主義
自由を創立する?――
◆意見書「天皇制・君が代について」
戦争を放棄する?――
◆想像しうる最小の軍隊――ガンジーのインド憲法私案と日本の平和憲法
C・ダグラス・ラミス[シー ダグラス ラミス]
1936年米国カリフォルニア州サンフランシスコ生まれ。1958-61年米海兵隊将校。その後、カリフォルニア大学バークレー本校で西洋政治思想を学び、米日両国でベトナム戦争反対運動に関わり、1972年博士号を取得。UCサンタクルーズ、西ワシントン州立大学、デイープスプリングズ大学、津田塾大学などで教える。現在、沖縄キリスト教大学客員教授。「平和を求める退役軍人の会琉球・沖縄国際支部」(VFP-ROCK)代表。
著作は『イデオロギーとしての英会話』『内なる外国』『ラデイカル・デモクラシー』『憲法は政府に対する命令である』『ガンジーの危険な憲法案』ほか多数。翻訳書に『もし世界が100人の村だったら』など。