目次
第1章 中国の世界的な珍鳥
第2章 初回の探訪
第3章 青い惑星の楽園
第4章 愛鳥模範とは?
第5章 勇気ある告発
第6章 湖の小さな巨人
第7章 花嫁は酒豪!
第8章 日本軍の記憶
第9章 村人との交歓
著者等紹介
遠藤公男[エンドウキミオ]
1933年岩手県一関市生まれ。小学校教師として主に山間部の分校に勤務。趣味の動物学で岩手においてコウモリの新種三、北海道で野ネズミの新種一、北上山地でイヌワシの巣を発見。日本野鳥の会名誉会員。2000年日本鳥類保護連盟総裁賞受賞。著書に『帰らぬオオワシ』(偕成社)日本児童文学者協会新人賞、『ツグミたちの荒野』(講談社)日本児童文芸家協会賞など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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志村真幸
1
中国最大の淡水湖として知られるポーヤン湖で、1983年にソデグロヅルの群れが発見され、ほかにも多数の水鳥が生息していたことから、愛鳥家を対象とした観光開発が進められた時期がある。 著者もそうした縁からポーヤン湖を訪ねるようになり、貴重な鳥類に出会うことになった。かつては大々的な狩猟の対象となっていたこと、それが現地の愛鳥家の活動で守られるようになったことも。 ただ、2012年になって再訪したところ、現地は激変していたという。そのあたりまでふくめて、近代中国における動物と人間の関係を見ることができる。2021/10/19