内容説明
〈性〉を商った伝説の町で、遠ざかる記憶に耳を傾ける。明治から戦後にかけ、軍都・熊本の隆盛とともに栄えた二本木遊廓。そこには、広大な庭園と大小の楼閣を有した巨大妓楼「東雲楼」が君臨した。待遇の過酷さに娼妓らの逃亡が頻発し、ついに日本初のストライキが起きたとされる伝説の地を訪ね、古老たちの証言や資史料を渉猟しながら綴った渾身の作!近代の光と影を背負った“人間の町”の物語。
目次
序章 近代の光と影
第一章 二本木遊廓の誕生
第二章 東雲楼とその時代
第三章 女たちの抵抗
第四章 戦いの世紀
第五章 廓の生と死
第六章 遊廓という遺産
著者等紹介
澤宮優[サワミヤユウ]
ノンフィクション作家。1964年熊本県生まれ。青山学院大学文学部史学科卒業後、早稲田大学第二文学部(日本文学専修)卒業。日本文藝家協会員、文化財保存全国協議会員、肥後考古学会員。日陰で生きる人々に光を当てるというテーマで、スポーツから歴史、民俗、文学まで幅広く執筆。『巨人軍最強の捕手』(晶文社)で第14回ミズノスポーツライター賞優秀賞受賞。主な著書に『世紀の落球 「戦犯」と呼ばれた男たちのその後』(中央公論新社・第3回野球文化學會賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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