内容説明
戦後思想の転換期に、埴谷雄高、吉本隆明らと苛烈な論争を繰り広げ、文学から思想、芸術、映画まで、逆説と韜晦に彩られた緩急自在のレトリックで、前衛運動に多大な影響を与えた鬼才・花田清輝のエッセンス!
目次
草創期の産物―『日本抵抗文学選』解説
再出発という思想
手れん手くだ―政治の毒、文学の毒
思い出―花田清輝
太刀先の見切り
『復興期の精神』初版跋
日本における知識人の役割
日本民族政策の指導原理
ノーチラス号応答あり
ものぐさ太郎
現代史の時代区分
歌の誕生
偶然の問題
ジャーナリスト
二十世紀における芸術家の宿命―太宰治論
テレザ・パンザの手紙
そして破壊と創造の永続運動へ―花田清輝論考
著者等紹介
花田清輝[ハナダキヨテル]
作家・文芸評論家。1909年(明治42)、福岡市に生まれる。1974年(昭和49)9月23日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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