内容説明
野に生きる小さなものたち。そして、同じ時間を生きてきた人たち。春夏秋冬、榛名山麓の野を吹き抜けてゆく風の中で、「生」の時間を奇跡的に共有したものたちを想う。
目次
ウソメの食卓
ワルナスビの果たし状
パセリライフ
笑うカメムシ
木を寝かせる
夏鳥が来た
夏の風と
べっこう飴
みさこさんのこと
風知草
お盆さま
栗拾い日和の日のこと
向こう側の気配がする
イノシシの背中
相満入口バス停
著者等紹介
石橋紀子[イシバシノリコ]
1953年高知県生まれ。法政大学文学部卒業。11年間埼玉県立高等学校教諭。退職後栃木県益子町にて陶業修行。3年後益子町に築窯、独立。2004年、榛名山麓に工房を移し、登り窯を築く。陶房「野の窯」として活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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