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内容説明
人の世の現実と滅びることのない世界。“イディッシュ文学、最後の大作家”と評されているシンガー。永遠の世界への憧憬と創造主に対する抗議、神の世と人の世の現実、死者たちと生者、ユダヤ的価値観と非ユダヤ的価値観など、幾重にも重なった対照的な価値観の双方に目を向けながら生み出されていく、その独自の作品世界を考察。
目次
第1章 『ゴライの悪魔』―メシアをめぐる一つのモラル
第2章 『荘園』と『モスカット一族』―ポーランドのユダヤ人社会の崩壊
第3章 『ハドソン川に映る影』から『ルブリンの魔術師』へ
第4章 『敵たち、ある愛の物語』
第5章 『ショーシャ』―アーロンの「愚行」
第6章 『メシュガー』
第7章 「タイベレと彼女の悪魔」―天の記録保管所の物語
第8章 シンガーとイディッシュ
著者等紹介
大崎ふみ子[オオサキフミコ]
1953年生まれ。明治大学大学院文学研究科博士後期課程退学。鶴見大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。