内容説明
本書は何の利益関係も持たない居住地域関係者による「生命、生活へのやむにやまれない無意識の愛」から生じた看護援助関係の書である。
目次
第1章 微笑みの影に―難病とともに
第2章 難病の妻との生活―支え、支えられる家庭の生活
第3章 地域ボランティアを家族と共に―日常の豊かさをいろどる
第4章 ヘルパーの関わり体験―綿毛の飛ぶ日々
第5章 地域保健行政を通してかかわる看護―看護の織りなすネットワーク
第6章 在宅看護の実践を教育する―学びは体験の共有から
著者等紹介
中柳美恵子[ナカヤナギミエコ]
1948年生まれ。昭和45年(1970)門司鉄道病院高等看護学園高等課程看護婦科卒業。昭和47年(1972)広島県立高等看護学院公衆衛生看護学科卒業。平成8年(1996)仏教大学文学部英文学科卒業。平成10年(1998)広島大学大学院医学系研究科保健学専攻修士課程修了。平成14年(2002)広島大学大学院保健学研究科保健学専攻博士後期課程入学(在学中)。昭和59年から広島県立広島皆実高等学校衛生看護科専攻科課程教諭として看護教育に関わり、平成11年4月から呉大学看護学部看護学科講師として地域看護学領域を担当している。看護学におけるケアリング概念の研究から学生のケアリング体験を重視して、質の高い看護ケアの提供が出来る看護職者の養成に心を注いでいる。「家庭の健康は社会の健康」をモットーに、日常生活を基盤に家庭の健康つくり、病気と共に地域で生活する人々の支援ネットワークつくりを進める一方、高齢者や障害をもつ人への音楽療法的取り組みにも関心を持ち、病院での定期的な院内演奏もサポートしている。現在は在宅で療養する癌患者と家族への看護介入の有効性について研究を進めている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 図説馬と人の歴史全書