目次
1 書論―識字憂(書道史の見方;書の楽しみについて;明清の書と現代の書『明清書道図説』―青山杉雨氏にきく;中国の書展;現代中国の書について;漢字文化圏の一隅で;墨象と近代詩文に関する随想;苦悶する書道;明治・大正・昭和期の書;書における昭和という時代;故宮の書の想い出;私の篆刻観)
2 技法論―抱壺自得(書の技法について;“ヘディン発掘”楼蘭出土の残紙について;行書の歴史―中国書道における;楷書を書く―龍門造像記;行書を書く―王羲之;行書を書く―董其昌;篆書用筆法;隷書用筆法)
3 人と書―黒白相変(趙之謙の人と書―青山杉雨氏にきく;趙之謙小論;清朝末期の文人趣味の集大成者・呉昌碩記念展にあたり;呉昌碩の画と賛の刊行にあたって;呉昌碩を調べて本にまとめたい;呉昌碩・王一亭・斉白石;蘭千山の書跡について;蘭千山館を凌ぐ大コレクション 香港・虚白斎の収蔵;めぐりあい 名手の中国琴にウットリ・陳蕾士氏;中国の方々を迎えて;善意満ちあふれる書 没後百五十年良寛展に寄す;吟香・大迂と春洞先生;春洞先生のこと;豊道春海先生をいたむ―現代書道の基礎つくる;書と人―柳田泰雲氏;書と人―上田桑鳩氏;新潟雑記―西川寧先生の古典;西川先生の個展;西川先生個展を見て;書壇思潮の根源を衝いた本―西川寧著『書というもの』;西川寧先生の回顧展―鮮烈な苦悩の道程;追悼記 西川先生について;殿村藍田君の書について;印南渓龍氏の個展に寄せて;小暮青風さんについて;永井暁舟君追想)
4 書と画―囂斎楽事(中国書画談叢 中国の書と画について;“書と画”について;「明清の書と絵画」展―江蘇省美術館所蔵;西〓(れい)印社展に寄せて―乱世に文墨の灯を掲げる)