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内容説明
次世代の発達障害の子を育てる人々に伝えたい。上手な「意欲」の育て方。効率のいい「努力」の仕方。
目次
長い前座 特別支援教育に携わる先生たちへの、一民間人からのお願い「障害児の未来は、消化試合ではない」
第1章 努力と手抜き その大前提―脳みそに、違いがあるのは当たり前(ところで老眼始まった?;社会がいくら理解しても;体感と世界観のずれ;名前がついてた;おばさん的対応とおねえさん的対応 ほか)
第2章 努力と手抜きの現場報告(自閉症オタクでないからアセスメントが上手;不適切な対応と無駄な争いを避けるためのアセスメント;定型発達者が有利なのは;自分の好き嫌い、得意不得意を知る;運動・身体づくりへのモチベーションを育てる ほか)
著者等紹介
ニキリンコ[ニキリンコ]
翻訳家。30代で自閉症スペクトラムと診断される。現在は翻訳・著作・講演を通じ、自閉症スペクトラムの世界観について広く伝える活動を行う
浅見淳子[アサミジュンコ]
編集者。(株)花風社代表取締役。出版社・著作権代理店勤務を経て花風社を創業。ニキ・リンコとの出会いをきっかけに自閉症・発達障害の本を多数手がけるようになる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
むっちょむ
9
はじめの前座「自閉っ子の未来は消化試合ではない」、すごく響いた。 特別支援教育が、場所によっては子守りになっている所があるのは否めないと思う。福祉の見方ではなく、民間の、利益を追求している社長さんの言葉はまた違った重みがあって、じわじわ効いてくる言葉だった。 これ、特別支援教育にたずさわる人は頭に入れておかなきゃいけない意見だと思った。 ニキリンコさんの発想には笑ったり、ふーむと考え込んだり。 紹介されている本も読んでみたい。 2014/02/11
ヒラP@ehon.gohon
6
自閉症について、対談の中から、当人でしか解らないことがいろいろと引き出されていて、参考になりました。雑談っぽいスタイルなので、気楽に読めます。2017/02/09
TOMO
6
色々と我が家でも思いあたるところがあり、勉強になった。そんな風に考えちゃうのね♪2014/01/13
寺島ヒロ
3
図書館で見かけて読了。当事者でもある翻訳家のニキリンコさんと、花風社社長浅見淳子さんの対談形式で、自閉症の当事者の感じ方や、支援について語った本。表題のとおり、日常生活のサバイバルにフォーカスした内容になっており、やりすぎちゃう型の自閉っ子には特に実践力が高いと思う。購入予定。2014/08/10
あんりあんな
3
何より気持ちよく心に残った言葉「障害児の未来は、消化試合ではない」 学校で教える3つの嘘①金儲けは汚い、②多数決は正しい、③誰とでも仲良く、を教えられてしまったがゆえに社会不適応を起こしてしまう。 特別支援級、健常児よりたくさん税金をかけて、ニート育成!? 本当に「支援」ってなんだろうって考えさせられます。2014/02/10